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ロンドン四大駅/ノート008

   ロンドン四大駅


 産業革命と機を同じくして、鉄道システムを発明・導入した英国。その首都ロンドンには十九世紀後半であるヴィクトリア朝期には現在も存在する四つの主要駅がすでにあった。キングスクロス駅、セント・パンクラス駅、ユーストン駅、パディトン駅だ。

キングスクロス駅はグレイトノーザン鉄道の始発駅でケンブリッジ方面にむかう。駅舎には三十三メートルの時計塔がついていている。

 セント・パンクラス駅はミットランド鉄道の終着駅だ。かつてスラム街だったところを更地にして駅をつくった。鉄筋アームにガラスを貼りつけた駅舎は、高さ三十メートル奥行七十二メートル、重さ五十五トンを誇る。隣にはゴシック様式の同名のホテルがあり客室二百五十を数えている。ホテルは一九三五年に閉鎖され、以降はオフィスに転用された。

 ユーストン駅はロンドン・アンド・ノースウェスタン鉄道の執着駅だ。改札口は壮麗だが待合室が貧弱だという悪評があったのだが、一九六八年に改装・改善された。その際、古代ローマの凱旋門を思わせる駅の門も取り壊された。

 パディトン駅はグレイト・ウェスタン鉄道終着駅で、駅舎はロンドン万博で好評を博したクリスタルパレスを模倣したものである。ここはまた地下鉄・メトロポリタン鉄道会社の路線がある。なお、ギリシャ神殿風のホテルが駅ビルとして併設されている。駅舎近くにはセント・メアリ教会、リージェント運河、リージェントパーク及びロンドン動物園がある。


引用参考文献

小林司・東山あかね『ホームズのヴィクトリア朝案内』新潮社1993年 104-111頁

小林司・東山あかね『写真集 シャーロック・ホームズのロンドン』写真・植村正春 求龍堂1984年 28-31頁



所見/イングランド島の南西に山羊の角のように突き出たコンウォール州のある同名半島方面にむかう鉄道はここから出発する。

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