40/100
女性家庭教師（ガバネス）／ノート004
女性家庭教師／ノート004
19世紀、ヴィクトリア朝の少し前、上流階級の子女教育のため、迎えられる。科目はフランス語ほか語学、礼儀作法、音楽・芸術、裁縫である。美麗な家庭教師は歓迎されない。中・上流階級出身者が多く、孤立などのストレスから自殺する者も多かったとされる。
所見／斜め読みした他の書籍のなかに、T・E・ロレンスの実母セアラ・ロレンスは雇い主の準男爵と駆け落ちした家庭教師だったという記事を思い出す。また、食事をする場合、召使扱いで雇い主の家族食卓で食べることもできず、かといって召使たちは煙たがるので彼らの食堂で食べることもできず、教え子の部屋で食事をしたという記述があったことを記憶していている。
池上良太 著『図解メイド』新紀元社2006年
