六十 未来人
夜空に楕円形の青い物体が飛んでいた。
中には2人の人間が乗っていた。
上司の男が新人の部下に「業務が終了し。帰る予定だが本部から確認作業を終了して
から帰るようにと要請があった」
「私達2人では構造も解らないし無理ですよ」
「大丈夫。本部から確認用ロボットを転送して来た。今から作業しよう」
と準備を始めた。
彼らは未来の地球人だった。
かなり昔までは、異星人が地球を管理していた。
異星人は地球から出る二酸化炭素等の有害物質等を収集していた。
異星人にはそれが貴重な物だったが、長い年月が過ぎると有害物質は出なくなった。
その頃には地球も発達していて異星人の管理から独立して惑星連邦に入った。
しかし、異星人が過去の地球にやって来て歴史上の重要な人物を操作し、
競わせる遊びが増えた。
それにより地球の歴史が一時的に変わってしまう可能性が出て来た。
歴史は時間をかけて修正して元に戻るが、修正するまで大変な時間が掛かり、
それに伴う作業が膨大になる。
以上の事を異星人の上部組織に申告した。
異星人の上部組織も定期的に巡回し、情報があれば教えると約束してくれた。
異星人は元の地球の管理者で競わせる遊びは、有害物質の収集がなくなった
時から始まった。
競わせる遊びは惑星連邦の規則には違反していないので、地球人は時空パトロール
の組織を結成した。
遊びを事前に察知して未然に防ぐ方法を執った。
そのため過去の地球に巡回のため度々飛来した。




