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五十八 仕組まれた罠
次の日、鈴は保安官から小次郎の件で元将軍の配下の男が自供した内容を聞いた。
将軍配下の斥候から半年後に部族の男が金を持って峡谷を通ると教えられた。
もし襲うなら強いので遠くから銃で撃てと言われた。
部族が峡谷を通るのは珍しく信用出来ないので甥達に見張らせていたが、
本当に来て甥達は反撃された。
それで4人はその金欲しさで襲ったと、その斥候の名前は源太と聞き、
鈴は偶然でなく仕組まれた罠だと思った。
今回はアイラが一緒なので小次郎は不覚を取ったが、小次郎が1人では
白人4人は倒されていただろう。
小次郎を殺すのが目的なら仕組んだ犯人が居留地で小次郎達を待っているはずだ
と考えた。
暫くして元将軍の配下の伯父は裁判で開拓者の幌馬車を襲い数人を殺した罪
で縛り首になった。




