五十三 鈴との食事
夕食の準備も終わり、鈴と旦那、そして、アイラと私はテーブルを挟んで
向かい合い座っていた。
鈴がテーブルに用意した牛肉を見ながら聞いた。
「2人は牛肉なら食べられると思い用意しました。ナイフとフォークが使えないから、
肉を切って箸を用意したがアイラは使えるの?」
「もう使えるようになった。気を使って貰い有難う」
箸で肉を取って食べたら塩、胡椒が効いて肉も柔らかく美味しかった。
部族の乾燥肉とは比較にならなかった。アイラも美味しそうに食べていた。
鈴と旦那が話をしていた。
「夫は明日の朝から仕事で出かけます。2日程で戻って来ますが、用事がすんだら
又此処に戻って来てください。今後の事を相談しようと言っています」
「有難う、戻ってきますと伝えて下さい。それと鈴と私達の関係を旦那には
どの様に話してある?」
「私と小次郎さんは同じ部族でかなり遠い処から来た。
アイラはアリーナと同じ部族で小次郎の妻になったと説明しました。
信じているかどうかは分かりませんが?」
夜はベッドと言う細長い四角の台の上にアイラと寝かせて貰った。
布団より柔らかくて、良い臭いがしていた。
これに近い生活が出来るならアイラのために戻って来ようと思いながら寝てしまった。




