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四十四 再会


次の日の昼、私とアイラは街の入り口で待っていた。


伯父さんと甥も座り込んでウィスキーを飲んでいた。


入口から馬に乗った3人の男と馬に乗せられた男2人が綱で引かれて入ってきた。


「保安官だ」と伯父さんは私の方を見て知らせるように話した。


憔悴して連れられている2人の男を見て私は驚いた。


2日前にアイラを襲った男達だった。アイラも気が付いていた。


私は急いでアイラを自分の後に隠した。


保安官と一緒にいた部族の男が馬を止めて、集まっている部族達に「この男達は

峡谷で部族の若い娘に襲われたと言っている。何か、心当たりがあったら

教えてくれ」と部族語で話して保安官事務所に向かって行った。


私は伯父さんにあの部族の男の事を聞いた。


「保安官の助手で前は将軍の斥候をしていたらしい。最後の戦いで将軍とは

別の隊で生き残ったらしい。ここの保安官は将軍の崇拝者だから彼を雇った

と聞いた」と話して、廻りの部族に「さっきの話の娘はアリーナかもしれない」

と小声で話した。


皆は「アリーナ」「アリーナ」と何回も嬉しそうに小声で繰り返していた。


広い道の奥から白人の婦人が日傘を差して入口に近づいて来た。


甥が「あの人だよ」と教えてくれた。


段々近づいて来る顔を見ると白人では無く部族に近いが美人だ。


その時、私はあまりにもあり得ない事に衝撃を受けた。


鈴にそっくりだった。


アイラが婦人に近づき部族語で話したが分からないと手で表現してアイラの

顔を優しく見た。


私が少し離れていたので、アイラが私の方を向いて「小次郎こっちに来て」

と呼んだ。


その時婦人は驚いた顔で私を見た。


「小次郎さん?」と国の言葉で聞かれた。


やっぱりそうかと思い「鈴さんですか?」


「はい」と答えてくれた。


私はどうして鈴が此処に居るのかと思うと頭の中が酷く混乱した。


推理不能だった。取合えず冷静に鈴の話を聞く事しかなかった。


「最後にアリーナと一緒にいたと聞いた。私とアイラは仲間だった。辛いけど

最後のアリーナの事を少しでも知りたくて来た」


「分かりました。お話します」


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