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四十三 縛られた娘


 「その縛られた娘はどうなった?」


「兵隊が着いた頃に気がついたようで部族の娘だが今まで見た事ない程の美貌で

白人とは違う魅力があったと兵隊は言っていた。娘を起こし立ち上がらせ縄を

解くまで若い兵隊が3人掛かりで優しく介抱していたそうだ。

一瞬虜になったようだ、でも娘は白人の言葉しか話せなかったらしい。

娘に関しては重要事項でないので兵隊の管理でなく、この街の保安官が預かり

調べる事になった。連れられてこの街に来た時に姿を見たが綺麗だった。

調べでは以前にアリーナに倒された将軍の配下だったらしい。それは将軍の

元部下に確認したらしい。ただ兵隊は不信に思っている事があるそうで

アリーナと2カ月近くも一緒にいたらしい。敵なら邪魔になり殺されていても

おかしくないと」


私はアリーナの性格が分かっていたので別に理由があると思っていた。


「将軍の配下とは妾のこと?」私は自分の国では当然なことなので聞いた。


伯父さんは笑いながら答えた。


「お前は知らないのか? 白人は宗教で一夫一妻と決まっているから妾など

あり得ない。あの将軍は女には全く興味がなく出世、手柄の事しか考えていない。

それに奥さんには頭が上がらないと聞いているので部族の娘は何かに利用出来る

と考えたかも知れない」


「それで娘はどうなった?」何か気になり聞いてみた。


「娘ならこの町にいるよ。保安官事務所で調べを受けている時、あの美貌の虜

になった若い男が何人も用もないのに事務所に出入りしていた。その中の若い

資産家が毎日のように通って来て娘を引き受けたいと保安官に交渉した。

保安官は娘の意思を聞き、娘は釈放されその男の処へいった。普通なら部族の

娘は此処まで大事に扱われない。将軍の配下だった事が良かった。

今は奥さんになってあの辺の家に住んでいる」


伯父さんはその場所を指で指しながら話した。


「アリーナが最後に一緒にいた娘さんなので、会ってその時の状況を知りたい」


アイラは何か方法がないか伯父さんに聞いた。


「そこの保安官事務所より先は部族だけでは行けない。家はその先に

あるから無理だな」と済まなそうに言った。


すると甥が「仕事から帰る旦那を入口まで必ず迎えに出ている。白人の奥さんや

部族の妻もしない習慣で珍しいので覚えていた。確か明日の昼頃に仕事先から

旦那が帰って来るので此処に来れば会えるかもしれない」と話して、テントが

張れる場所も教えてくれた。


私達は礼を言ってまだ明るかったが、その場所に行きテントを張った。

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