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三十七 神への疑惑


 部族の村で気がついたアリーナは将軍を倒したまでは覚えていた。


私はアリーナに目的は達成し、宝刀も神に返したので戦いを止めるように言ったが、

元気になると各部族の戦士と共に戦いを繰りかえしていた。


将軍を倒して何カ月も経ったが、相変わらず兵隊の襲撃は続いていて部族の状況

は良くなるどころか悪くなる一方だった。


部族は襲撃のある度に移動していた。


古文書の災いとは何を示しているのか?

心の中で神に聞いたがもう神の声は聞こえてこなかった。それも不安だった。


川に行ったが白い球体があったような深く広い場所もなく白い球体も無かった。


私は村からこの部族の処まで来て将軍を倒すまでに起こった事など色々考えた。


将軍が災いではなかったのではないか? 


災いは部族を蹂躙している白人の兵隊でそれを宝刀一本で防げるはずがない。


将軍からアリーナ、アリーナからサーベルへと移っていた煙の様なものは何か?


確か祈祷師は神と言ったが、将軍に神が乗り移っていたのか?

別の神がいたのか? 


「アリーナから神を取り出せ」「サーベルを当てろ」の神の声はかなり

慌てているように聞こえた。


サーベルに入ったのは別の神で白い球体に回収された。


神は2体いたのか? 神の2体は仲間なのか? 


古文書と神の声で異国まで来て懸命に頑張って来たのに利用されていたと考えると

後悔、不信・孤独の感情に見舞われた。


アイラが心配して話しかけて来たが、暫くの間落ち込んでいた。


ある時、虚ろ気味に腰の刀の柄を見ると端の金具が光っていた。


宝刀の金具と私の刀の金具と入れ替えていた事に気がついた。


神にサーベルと宝刀を届ける時にアイラと離れるのが嫌だった。


もし村に帰されてしまった時、金具の交換に気が付いた神から指示があるだろう?

その時アイラの処に戻して貰えるようにお願いするつもりだった。

でも神の声はなかった。


その事を思い出しアイラへの愛が戻ってきた。


そんな時アイラから子供が出来たことを知らされた。


小次郎は喜びアイラと子供のためこの国に骨を埋める覚悟をした。


暫くしてアリーナが珍しく2人に会いにきた。


子供が出来た事を伝えると喜んでくれた。


そして、部族の戦士と共に戦いに出かけていった。


それがアリーナを見た最後の姿だった。


その後の戦いで撃たれて死んだとか捕虜になったが白人の資産家に見染められて

夫人となったとかの話が後で伝わってきた。


色々な噂が出るほどアリーナの名前は知れ渡っていた。


将軍を倒した後に戦闘で怪我をすることもあった。直ぐに傷も癒え戦闘に参加

していたが、宝刀がなくアリーナも不死身ではなくなっていた。


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