三十二 部族の集会と宗教祭り
ある日、私は部族長、祈祷師、アリーナと多数の部族の集まりに参加した。
主旨は白人との対応と宗教祭りだった。
強行派は各部族の戦士を集め一気に攻撃することを主張したが、穏便派は白人
に圧倒されている現状を考え白人と融和を図りながら共存の道を見つける。
一方的に支配されないための抵抗は必要で、個々の部族の戦闘を勧めた。
アリーナは強行派であったが、転戦中に西に向かって来る無尽蔵の白人の開拓者
を目の前に見て、この戦いは最終的には勝てないが最後まで戦うと話していた。
集会には1800人近い部族が集まっていた。
そして兵隊の動きを探っていた斥候より情報が入った。
将軍がこの集会の襲撃を計画していると、しかも率いる兵隊は700名程らしい。
私は機会が訪れたと感じた。
部族の情報も把握しているのに兵隊の数が少ない。
誘い込み挟み撃ちにすれば勝機があると部族長達とアリーナと作戦を検討した。
部族長達と部族の男達は警戒してない振りをするため、宗教祭りとして男達に
太鼓を鳴らし、火を炊き夜まで踊るように指示した。
将軍の斥候も部族の人数と光剣の女神がいることを知らせてきた。




