二十八 アリーナの戦闘
その頃、追い詰められたアリーナとアイラは馬から降りて5人の兵隊と
対峙していた。
アリーナはゆっくりと宝刀と刀を抜き頭上に交差させていた。
宝刀が光っているので兵隊からは瞬間女神のように見えた。
アイラはアリーナの後ろに隠れていた。
「部族の踊りか? もう降参しろ、そうしたら楽しんやるから・・・・」
と言いながら一人の兵隊がサーベルを抜き近づいて行った。
その時にはアリーナは宝刀を背中の鞘にしまい刀を中段に構えていた。
兵隊がサーベルでアリーナを突いたが堅い殻に守られアリーナの体に届かない。
力でサーベルが曲がった。
兵隊がサーベルを引こうした瞬間にアリーナに腹部を刺された。
兵隊は断末魔の声を上げその場に倒れた。
その光景に馬に乗ったまま兵隊が一斉射撃をした。
銃声は雷鳴のように轟いたが、弾は全て跳ね返りその場に落ちた。
アリーナはこの堅い殻は外から中へ刀も銃弾も通さないが、
中から外への攻撃は自由にできると気が付いた。
何回か一斉射撃をしたが弾は全て跳ね返され、弾が尽き兵隊達は馬から
降りてサーベルを抜いて近づいてきた。
二人が一緒に突いてきたがアリーナの体の堅い殻に跳ね返され、逆に
アリーナは一人を刺し返し、もう一人を袈裟掛けに斬った。
隊長ともう1人の兵隊はアイラを狙って右側から後ろに廻った。
アイラは小次郎の稽古通りに突いてくる兵隊のサーベルを払い腹部を刺したが、
その隙を狙った隊長がサーベルで横からアイラを刺そうとした。
気づいたアリーナは体を廻し隊長の腕めがけて刀を振り降ろした。
両腕が切断され、悲鳴を上げ座り込む隊長にアリーナはすばやく胸を刺し絶命させた。




