二十二 襲われたアイラ
次に格闘術を教えた。
戦いで武器が使えない又は無い時に身を守る方法で相手の力を利用して倒す、
投げる、打撃の方法、体の急所などを教えた。
稽古以外の時も二人の娘は何時も一緒にいた。
特にアイラがアリーナに子犬のように付いて廻っていた。
ある朝、稽古に二人が来ない時があった。
暫くするとアリーナがアイラを抱えて来た。
私はアリーナの側に行きアイラを抱えてテントに入った。
「如何した?」
「朝、アイラが小次郎と私に魚を食べさせたいと川へ行った。気になり、川に
行くと部族の男達に襲われていた。私は木刀で二人の部族を倒しました。
アイラは首を打たれ気絶しているだけです。アイラは優しくて戦闘には
向いていません」
「私もそれは分っているが、暫く様子を見よう」
気絶しているアイラを見ていると、顔は子供でも体は成熟した大人の女だ
と感じた。
アイラは気が付いたようで不安そうに廻りを見て、私とアリーナを確認して、
にこりと笑った。
「一人で村から出るのは駄目だと話して無かったか?」
「前にも一回行ったことがある川だから大丈夫だと思った」
「これから気を付けるように、それからアリーナが助けてくれた」
「アリーナ、有難う」
「良いよ、実戦が経験できたから、それにアイラは胸やお尻が大きくなった
から襲われたんだ」
「ええー アリーナ変な事言わないで」とアリーナの後に廻り抱き付いた。
「暑いから、離れて」とアリーナも満更でもなかった。




