二十 部族での暮らし
暫くして祈祷師が娘を連れて来た。
歳はアリーナと同じでアイラと言う小柄の可愛い娘だった。
アリーナより少し小柄で大人しそうな娘だった。
「アイラがまだ乳飲み子のとき両親は兵隊に殺されて部族の皆に育てられた。
部族に恩を返したいと本人の希望で連れてきた」祈祷師は話した。
私は部族長よりテントを貰い受け一人で暮らし始めた。
アリーナとアイラの二人は同じテントで暮らす事になった。
食事はアリーナとアイラが交代で持って来てくれた。
食事は主に牛の肉と芋で、野で採れた野菜が付いていた。
私は食事には無頓着だが、肉は食べたことがなく、その臭いに閉口した。
味付けは塩で付けてあり慣れるまで時間が掛かった。
肉が多く便秘気味になり、近くの山で漢方薬に近い草を探して煎じて飲んだ。
この知識も隠密で培ったもので色々な山草を集めた、
刀の手入用の油のある植物も見つけた。
私は初めに2人の運動能力を確かめた。
走力、飛力は村の若者より能力があった。
若干だがアリーナはアイラより優れていたが、アイラが遠慮しているようにも
見えた。
2人は子供の頃から弓を使っており、特に馬上での弓の扱いは私も敵わなかった。
部族の男達の接近戦は槍を使用しており、剣の知識と経験がないので、
剣術を重点に教えることにした。




