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女子高生ラジオ  作者: ヒサカド
3/3

第86回放送分より 〜デートの心得〜

定期的に作者の脳内で流れる女子高生のラジオを覚えている限り文字起こしした物です。

会話文のみで構成された、女子高生のくだらない無駄話をお楽しみください。


週一で更新できたら良いな。


登場人物


冬:よく喋る。クール系。淡々と話す。ボケ担当


夏:相槌がうまい。元気系。ハキハキ喋る。ツッコミ担当

………………………………………………

………………………………………………………………

………………というね、初々しいというか「青春」って感じのお便りでしたけども。冬ちゃんは何かデートの思い出とかある?」


『あー…まぁ、青春って感じではないんだけど。ちょっとこの前ね、デートに誘われてね、結果的には断ったんだけど。その…一つ物申したいというか…主張したいことがありまして、いいですか?』


「ほう!是非ね!どうぞ!」


『そのね、バイト先に同い年の男の子がいて…ただ、そんなに仲良くはないの。別に仲が悪いわけではないんだけど…少なくとも、2人で出かけるような間柄ではないのね。』


「はいはい」


『で、ちょっと前に話題の映画があって…その映画を気になってるーみたいな事を、言ったらさ…向こうも同じ映画を気になってたみたいで、「よかったらどうですか?」みたいな感じで誘われたのよ』


「おー、まぁ自然な流れではあるけどね」


『んで、元々ね、私は映画は一人で観たい人間なので…そういうこともあって、丁重にお断りしたんですけども。あの………………大・正・解』


「ふふ(笑)そう(笑)」


『というのもね!その話題だった映画っていうのがさ…「ミッドサマー」なのよ』


「ははは(笑)あの…大正解ですね!それは!」


『まぁ、わからない方のためにね、ちょっと説明するんですけれども「ミッドサマー」っていう映画はね、ジャンル的にはホラー映画なんですよ』


「そうだね」


『ただ、ちょっと変わってるというか…独特な雰囲気があるホラー映画で、それで話題になったんだよね』


「そうそう」


『でも、独特と言っても、ホラーの王道というか、主な要素は、ちゃんとあるわけ』


「はいはい」


『でね、ホラーあまり観ない人のために簡単に説明するとさ、海外のホラー映画って「グロテスク」な要素と、あとね…「ちょっとHなシーン」が大体あるのよ』


「そうそう(笑)」


『特にこの「ミッドサマー」は「Hなシーン」が独特というか、過激で…そういう感じなのよ』


「そうねー…まぁ初めてのデートで見るにはちょっとねー…」


『もうね、完全にヤッってるんですよ』


「まぁ…そうね」


『しかも!!ヤクをキメながら!!クスリでハイになってヤってるんですよ!!!それも集団に囲まれながら!』


「あの(笑)我々は女子高生ですからね、あまり「キメる」とか「ヤってる」とか連呼しないでくださいね(笑)」


『一緒に観に行ってたら絶対に気まずくなってましたからね、見終わった後の一番の感想が「一人できてよかった」ですからね!?もう本当、これはリスナーの男性諸君に伝えたいんですけど、デートに誘う時は最低限のリサーチをしてください!!責任持って!』


「冬ちゃんがヒートアップしてるんですけども、まぁこれは確かに大切だと思いますよ」


『でね、映画を観た後にさ…またバイト行って、映画のことを話したのよ「この前に言ってた映画もう観た?」って』


「はい」


『そしたらさ「あぁ…うん」って恥ずかしそうにしてるの……「お前よくそれで誘ったな!!!」ってなっちゃって(笑)』


「ふふ(笑)可愛いじゃない」


『同級生なのよ、もうちょいね、毅然としていて欲しいというかね…一緒に行ってたらどうなっていたことやら……繰り返しになるんですけど、男性諸君は女性をデートに誘う際ね、しっかりと責任持って計画を立ててください!』


「冬ちゃんからのお願いです(笑)」


『あの…以上です(笑)もうスッキリしました(笑)』


「なら良かったです(笑)では次のお便り行きますかね、続いてはラジオネーム……………………

………………………………………………

………………………………………………………………………………………………


第86回放送分より  〜デートの心得〜  終

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