表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女子高生ラジオ  作者: ヒサカド
2/3

第75回放送分より 〜君の名は。〜

定期的に作者の脳内で流れる女子高生のラジオを覚えている限り文字起こしした物です。

会話文のみで構成された、女子高生のくだらない無駄話をお楽しみください。


週一で更新できたら良いな。


登場人物


冬:よく喋る。クール系。淡々と話す。ボケ担当


夏:相槌がうまい。元気系。ハキハキ喋る。ツッコミ担当


………………………………………………………………………………………………………………

………………………………………………………………

…………………………そのー、ですね。先週さ、松本に行った話をしたじゃないですか。』


「あー、時計博物館とか行ったってやつね」


『そうそう、でー、そのついで…というか、そっちがメインなんですけど…「「君の名は。」の舞台のひとつじゃないか」と言われている、諏訪湖をね…見下ろしに行ってきたんですよね』


「あー、冬ちゃんアニメ好きだもんね。で、見下ろしに?」


『そうそう、こう…軽く山に登ってさ、ちょうど「君の名は。」的な構図になるようにね。でー、こう…のんびり眺めてさ。まぁ綺麗な場所で、写真も一応撮ってさ…「さぁ帰るか」ってなったのよ』


「はいはい」


『そしてら、こう…ね。階段で…下からさ、女の人が来て』


「うん」


『まさに「君の名は。」のラストシーン的なな感じになって』


「あーはいはい」


『でー…「もしかしたら、過去に、この女の人のことを助けてるんじゃないか」って、そんな気がして』


「どういうことですか(笑)」


『そのね、「君の名は。」ってね、あーちょっとネタバレ入るんで…嫌な方いたら少し耳塞いでください。あのー「もういいよ」って言いますので(笑)』


「いや耳塞いだらそれも聞こえないでしょ(笑)」


『じゃああの、終わったら手をあげます(笑)』


「これラジオですから(笑)」


『でね…まぁちょっとネタバレなんですけど。「君の名は。」ってね、主題歌の「前前前世」にもあるようにね、主人公の男の子と、ヒロインの女の子ってね、過去に出会ってるんですよ』


「あーそうね」


『でも、お互いにそのことを忘れちゃってて…で、ラストシーンで数年後にさ、街で再開したときにね…こうお互い、思い出すまではいかないんだけど…どっかで会ったことがあるような気がしてて……みたいな』


「はいはい」


『でー、最後に「君の名は。」つって終わるんだよね』


「そうだね」


『だからさ…私も、その諏訪湖を見た帰りに会った女の人と…「昔どっかであってるんじゃないか」って思って』


「いや(笑)もう、はい(笑)』


『でも不思議で、映画ではね、こう…「どっかで会ったような気がする」感じっていうの?お互い何かシンパシーを感じてる描写がね、はっきりあるのよ。』


「うん、そうだったね」


『でも…それが全然ないのよ!目の前にいる女の人が他人にしか思えなくて(笑)』


「まぁ他人でしょうからね(笑)」


『「あれー?おっかしいなー?」って思いながら…「このまま通り過ぎちゃうのかな?」「もしかして「秒速5センチメートル」の方だったかな?」なんて思いながら、階段降りて』


「あーはい(笑)「秒速」は最後ね、声かけないで終わるからね」


『そしたら!向こうの方はね…こっちをチラチラ見て、意識してるのよ!』


「おお!?まさか!?」


『で!すれ違う瞬間に「あのー」って声かけてきて』


「おお!きた!?」


『そう!「来たか!?」って思ったら………「女子高生ラジオの「冬ちゃん」ですよね?ファンなんです!ラジオ聴いてます!」って言い出して…』


「ああーそっちか(笑)まぁそんなことだとは思ってたけどね、だって他人だし(笑)」


『んで、なんだファンかよって』


「なんだじゃないでしょ(笑)感謝しなさいよ」


『でー、さぁ…形だけの握手とか…こう、一通りしてさ』


「一言多いのよ(笑)握手をしたでいいじゃない(笑)」


『でね、サインも求められて』


「いやーありがたいじゃないですか」


『それでさ、この前マネージャーにさ「サインは転売対策してください」って言われたじゃない、それ思い出して』


「あー言ってたね、最近そういうの多いらしいからね」


『転売対策ってこう「〇〇ちゃんへ」みたいに相手の名前を書くのが主流ってか、そう教わったのよ』


「そうね」


『それでさ、名前を聞くわけで…………それでね…「君の名は。」って聞いたわけですよ』


「おおー!落ちたね!!」


『お後がよろしいようで(照)』


「やかましいわ(笑)なんだそのドヤ顔(笑)ってか、また嘘でしょこの話(笑)」


『いや、これは結構ね…本当なのよ(笑)』


「あ…そうなの(笑)なかなか面白いことしてますね(笑)で、そのあとは?」


『この話はもう終わり(笑)。以上です』


「あっそうなんだ、じゃあさ………………………………………………

………………………………………………………………………………………………………………

………………………………………………………………


第75回放送分より 〜君の名は。〜  終

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ