表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

 先夜、わっ()きゃ()大酒()飲んだ。いや、大酒()飲むのは、むったど(/\)だはん(/\)で、なんも(/\)珍らすい()でねば(/\)ってろ、その日、仕事場がらの(けえ)りに、駅のとこで久す振りの友人(けやぐ)と逢ってまり()、さっそくわあのなずみのおでんや()案内すて大いに(がっぱど)飲み、そろそろ酒っこ苦痛(へずね)なとなりかけて来た時()、雑誌社の編輯者が、たぶんこごだべかと()った、て喋ってウイスキー持参であらわぃ、その編輯者の相手()すてまたそのウイスキー()一本飲みつくすて、こりゃもう吐いてまるべが、どすべ(/\)、と自分ながら、そらおっかね(/\)くなってろ、さすがにもう、このへんでよそうと()っても、こんどは友人(けやぐ)が、ちゃかし(/\)てろわーさこぃがらおごらせでけれ(/\)じゃ、としゃべり(/\)出す、電車()乗って、その友人(けやぐ)のなずみの小料理屋にひっぱっれてろ()、そこでまんだ(/\)日本酒()飲んで、やっとその友人(けやぐ)、編輯者の両人とわかぃた時は、わっ(_)きゃ()もう、あさげねく(/\)れに酔ってまった。


「とめでけれ(/\)()まであさいで行げそうでねえ(/\)。このまんま、寝ぢまうはんで()。たのむじゃ。」


 ()きゃ()、こたつ()足ば(/\)つっこみ、二重廻す()着たまま寝てまった。


 夜中(ばんげ)に、ふと眼っこ()さめた。まっくらだ。数秒間(わんか)わっ(_)きゃ()自分の()で寝てらような気がしちゃあ()。足()わん()つか()うごかすて、自分が足袋()はいてら()ままで寝ちゃあ()のさ気附いてはっとすた。すまった! まね()


 ああ、こった(_/)経験()わっ(_)きゃ()ぃまで(/\)、何百回、何千回、くりかえしちゃあ()事か。


 わっ(_)きゃ()唸った(うるだぐ)


「お寒ぐね?」


 と、キクちゃんが、くらやみの中でしゃべっ(/\)た。


 わーど(/\)直角に、こたつ()()突込んで寝てらん(/\)た。


なんも(/\)、寒ぐね。」


 わっ(_)きゃ()上半身()起すて、


「窓がら小便すてもいがね。」


 て喋った。


どんぞ(/\)。そのほうが簡単(けね)でいわ。」


「キクぢゃんも、時々やるんだが。」


 わっ()きゃ()立上って、電燈のスイッチ()ひねった。つかね(/\)


「停電だとこで。」


 とキクちゃんがちっちぇ(/\)くしゃべっ(/\)た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ