81話 『今夜はラーメン!』
とりあえず検証結果は出た。
だがあれはあくまでも龍鱗。人で言えば皮膚。
そこに当たって問題が無いとしよう。
でも体内は?
消化出来ないかも知れないし。
何なら毒になるかも知れない。
分かってる。俺は心配性だ。
でもこれだけは無理だ。不安で仕方が無い。
自分だけならどうなっても良いがエルはダメだ。
と言う訳でこの灰を使ったものは封印だ。
いざと言う時の武器として使えばいいだろう。
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部屋から出て夜飯を作る事にした。
セアルがあそこまでダウンしているのだから多分今夜は無理だろう。
一応一言セアルに告げてから調理をする事にした。
「ふむ。今日の気分はラーメンだな。」
幸いな事にチャーシューはストックがある。
出汁を取る時間は……まぁ、魔法で何とかしよう。
麺は知識不足で作り方知らないからとりあえずは創るか。
卵麺、いや、ストレート麺?ちぢれ麺?面倒だ全部50人前用意してしまえばいいだろう。
さて、味はとりあえずオークの骨があるから豚骨は確定。
じゃあ豚骨醤油にするか。
何故なら俺は醤油派だからだ。
あ、メンマはないな。創るか。
ネギはあるし、モヤシもあるな。俺は要らないけど。
煮卵は少し前にチャーシューを作った時に作ってある。
そう言えば最近気付いたのだが一度でも食べた物なら創造魔法で創れる事が分かった。
これで追加注文されてもいちいち作らないで済む。
もっと早くに気付いていればなぁ。
だが世の中そんなに美味い話は無いらしく、創った物は自分の手で1から作った物よりも味が劣ることが分かった。
でもまぁ、自分が食べるだけなら関係無いな。
創ったとしても十分に美味しいと言えるし。
ちなみにエルが食べるなら話は別だ。
そこは妥協は出来ない。
閑話休題
後はひたすら無心で作るだけだ。
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疲れた…精神的に。
ちなみに麺は茹でるだけ茹でて亜空間に収納した。
これなら麺が伸びる事は無い。
こういう時に亜空間は便利だと思う。
セアルは未だに体調が良くなさそうだったのでしじみの味噌汁と梅干し入りおにぎり、鮭っぽい魔物の入りのおにぎりを持って行った。
それを渡し終えた後、エルを呼びに行った。
ノックをし、エルの部屋に入る。
「すぅ…すぅ……うみぁ…」
天使を思わせる寝顔をしている美しくも可愛い金髪の少女。
そう。エルである。俺のエルである。
と言うかエルの事になると知能指数が下がっている気がする。
「おーい。夜飯出来たぞ?」
「うぅん…後5分…」
とりあえず5分待った。
イタズラはしてない。撫でたけど。
「エル?起きろ」
「うぅん……あ、あと5分…」
「夜飯は要らないのか?」
「食べるぅ…」
「じゃあ起きろ」
「ぅぅぅぅ……」
うつ伏せになって小動物の様な唸り声を出す。
可愛いとしか言えない。
「はぁ」
このままではエルを起こせる気がしないのでお姫様抱っこして持っていく事にした。
「うみゃあ?ふふん…」
え?どういう寝言だ?可愛いかよ。
食卓まで連れてきて何とか椅子に座らせたが、まだ眠そうに目をこすっている。
子供かな?はいはい可愛い可愛い。
俺は厨房から大食い用の入れ物に入ったラーメンを持ってきた。
「おぉぉぉ……」
「お待ちどうさん。これが豚骨醤油ラーメンだ。エルは箸は使えるよな?」
「うむ!使えるぞ!!」
「よし、じゃあ冷める前に食うか。」
「うむ!!」
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飯を食べた後、エルはメルに呼ばれて出掛けて行った。
何でも秘密の女子会と言う奴らしい。
……今夜は1人寂しく飲むか。
今夜のラーメンで余ったチャーシューとオーク肉の切れ端、野菜の切れ端何かもあったのでそれをつまみにする事にした。
そこでふと思った。
「俺も、たまには人と飲んでみるか?」
メルは頻繁に女子会と称した飲み会をやっているみたいだし、たまには男達で宴会をやっても問題無いだろう。
さて、誰と飲もう。
松尾…は試作に励んでるだろうな。
史記達とでも飲むか。
一応松尾に渡したスマホに連絡しておいて、史記とタケルに連絡をとった。
少ししてから連絡が来た。宴会会場はタケルの部屋か。
何でアイツの部屋なのかと思ったが、そう言えばアイツって意外と部屋は綺麗に整理整頓されているんだよな。
そう言えば少し前に酒が欲しいって頼まれたな。
あの時は結構な量の酒を渡したし、多分今夜もそれを飲む予定なのだろう。
そんな事を考えながら支度を済ませてタケルの部屋へ向かった。
最近この設定って前に話したっけ?って不安に駆られてます。同じこと言ってるってなったら指摘して下さい。修正します。




