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53話 『性能テスト』

作者の余談ですが、日常のふとした瞬間に降りてくる妄想が好きです。まぁ、その妄想がこの作品に反映されてるのですが。


摘み方を確認した俺は、ドローンを創ることにした。


「サイズは30cmくらいでいいだろう。

形は飛行型、回収用には土魔法とアイテムボックススキル、攻撃ドローンには四属性を付与して使えるようにしておこうか。」


そして、出来たドローンに摘み方の情報、行動範囲、取った物の収納場所など一日の行動の流れを登録した俺は、ドローン達の性能テストをする事にした。


「さて、どうなるか」


まぁ、これが正しく動かなかったら俺のイメージ不足、もしくは精密な機械は創造出来ないって事になるだろう。


だが、結果的には呆気ないもので。


ウィーン


と動き出した。


「第1段階はクリアだ。次は正常に機能するかだな。」


と言って見ていると。ドローン達が動き出した。


後を追ってみると、順調に薬草回収していた。


「よし、ここまではいい。あとは第3段階の魔物対応だ。」


「グギャ!」


ふむ、丁度いい所にゴブリンが居るな。

性能テストにしては弱すぎるが、まぁ、いいだろう。


そう思っていたら、攻撃ドローンがゴブリンに向かって魔法、もといマシンガンのような魔法を発砲した。


あのサイズの魔法はコスパがいいからな。いや、多分。正直、ドローンの魔法をマシンガンのようにしたのはロマンだ。


当然、撃たれたゴブリン達には風穴が空いた。

あーあ、あれじゃあロクな素材にもならないだろう。うーむ、とりあえず最小限の発砲で殺せるように設定を追加してみるか。


そんな感じでトライ&エラーをやっていった。



────────────────────────


いつの間にか昼になってしまった。

まずい、このままでは昼飯に間に合わないだろう。いや、別に飯を食べないからって死ぬ訳では無いし、何なら一生食べなくても死ななそうなのだが、前に飯を抜いたらセアルに

「私は要らない子ですか?」

と涙目で言われてしまった。

アレはまずい。何だか悪い事をしている気分にさせられた。とにかく、急いで帰ろう。

ゲートなら間に合うだろう。


と思って俺は魔法を発動した。



「すまん、待たせた。」


「いえ、丁度出来た所ですよ。」


「そうか」


ふぅ、何とか間に合ったか。


「エルはどうした?」


「まだ寝ていると思います。」


「まだ寝てるのか。」


寝る子は育つと言うし、まぁいいか。

まぁ、竜が育つのか知らないが。


仕方ない、起こしに行くか。



「おーい、エル。昼飯だぞ」


「ぅむ...」


「まだ寝ているのか?起きろ。」


そう言って体をゆすって見たが


「むぅ...」


ダメだなこれは。


「仕方ない。最終手段だ。」


俺はエルをくすぐった。


「むっ!あ、あひゃひゃぁ!

やめっ!起きた!起きたのじゃあ!」


「おう、起きたか。」


「ああ、最悪の目覚めじゃったがな。」


「仕方ないだろう。お前が珍しく全然起きなかったんだから。」


「むぅ。」


「さぁ、そんな事より飯食うぞ。」


「......抱っこ...」


「ん?」


「謝罪を要求するのじゃ!」


「あー、分かったよ。」


そして俺はエルをお姫様抱っこした。


「えへへ」


「寝坊に抱っことは今日は珍しい事だらけだな。」


「そう言う気分なのじゃ。」


「そうか」


まぁ、多分。エルが不安定な原因は内田の事だよな。説明してない俺が悪いのだが...

かと言ってあんまり向こうの事を話したくは無いし、どうしたのものかね。


ゴールデンウィークって小説書くのが捗りますね。

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