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32話 『初依頼』


周りの人に依頼先の場所を聞いて何とかたどり着いた俺は、店のドアが開かなかったため。ドアを叩いた。


「誰か居るか?」


「はい!どちら様ですか〜!?」


「薬草の納品依頼を受けた冒険者だ。」


「はい!今開けますね!」


何でこの時間に店が閉まってるんだ?昼だぞ?もしかして休日か?それとも在庫不足で仕方なく閉めてるのか?


とか考えていたらドアが開いた。


「貴方が、依頼を受けてくれた冒険者さんですね」


中から出てきたのはパッとしない顔の中年の男性だった。


「ああ、そうだ。」


「助かりました。 在庫が切れてて本当に危ない状況だったんですよ!」


「そうなのか?」


「えぇ、なんでも、最近、軍の遠征をするだとかで大量にポーションが発注されたんですよ!」


ん?遠征か...少し探りを入れるか…


「へぇ、ちなみに遠征する場所は何処だって?」


「えーと、確か魔の森らしいですよ。

毎年死人が最低でも10人は出るのに良くやりますよね〜。まぁ、こっちとしてはいい商売なんですけどね。」


なるほど、魔の森に来るのか…

よりによってこのタイミングで来るとはな。

まぁ、すぐにでは無いだろうからいいんだが、なるべ早く帰るとしよう。


「そうか。薬草はいくつ欲しいんだ?」


「一応は10個あれば足りますが…

欲を言えば30は欲しいところですね。」


「分かった。じゃあこれで足りるな?」


そう言って亜空間から薬草を取りだした。


「えっ?あ、冒険者はアイテムボックス持ち何ですね。これで足りますよ。少し査定させて下さい!」


「ああ、でもめんどくさい事に巻き込まれるからこの事は口外しないでくれよ。秘密を守ってくれるなら次もまた依頼を受けてやるさ」


「あ、はい!わかりました。秘密は守りますよ!」


と言っているが、全く信用してない。

軍の遠征の場所を漏らすやつが秘密を守れるわけないだろ。一応闇魔法で言えないようにしておこう。思考を誘導して話せないんじゃなくて話さないようにしておこう。


中に入って店主が査定している間に後ろから闇魔法を掛けておいた。


「査定が終わりましたよ!」


「そうか。」


「えぇ、状態はとてもいいですね。いやぁ、久しぶりに冒険者さんの中でまともに薬草を採取してくれる人を見ましたよ!」


「そうなのか?」


「えぇ、他の冒険者さん達は大体むしっていればいいと思っているらしくて採取がテキトー何ですよ!」


「まぁ、冒険者ってのは荒くれ者が多いから仕方ないだろう。」


「まぁ、それもそうですけどね~...」


「とにかく、これで依頼は完了だな。追加報酬は出るのか?」


「えぇ、もちろんですよ!追加報酬で銀貨90枚です!」


「ん?ずいぶんと高いな?」


「えぇ、依頼に書いてあった値段は粗悪品の薬草の場合の話なので、普通に採った薬草は1つで銅貨30枚程度、質が良ければ1つ銀貨3枚くらいはしますからね。これで妥当ですよ。」


「ふむ、なるほどな。」


「えぇ、と言う訳で、また在庫不足で困っていたらお願いしますね!」


「ああ、分かった。」


さて、納品して追加報酬とサインも貰ったから一度ギルドに帰るか。


Twitterとかやった方がいいのだろうか...

まぁ、人気の高いなろう作家ならともかく、自分には関係の無い事ですね。( ̄▽ ̄;)

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