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30話 『金銭』

あ、やばい。ストックが切れた...(汗)

再来週には本免取らないと行けないのに...


門付近の森にテレポートした俺達はまず、その辺りで狩りをすることにした。


まぁ、なんでこんなことをしてるのかと言われると、昨日、俺とタケルと史記で街の金事情の話をした事から始まったんだが。


「そうだナギ坊、街で金を稼いできたんだろ?どうやったんだ?」


「あ、そうですね。それは僕も気になっていました。」


「ん?あー、説明してなかったか?

ギルドに登録してウルフの素材売ったんだよ。」


「あー、そうか、やっぱりギルドって合ったのか。ならやっぱり俺とこいつも登録して魔物売って稼いだ方がいいな」


「そうですね。と言っても僕は肉体労働は得意じゃないんですけど...」


「ああ、でもあんまり力を出し過ぎないでくれよ?」


「ん?何でだ?」


「タケルさん、それはやっぱり問題事に巻き込まれるからでしょうね。」


「あぁ、その通りだ。」


「ん?あー。って事は街の連中は俺らより弱いんだな。」


「ああ、弱いな。」


街の冒険者連中は大体レベル20、よくて40くらいだったな。まぁ、あの時間帯だったからかも知れんが。


「そうか。ステータスはどんなもんだった?」


「よくてレベル40帯の1000前後ってところだな。」


「あー、そりゃあダメだな。」


「僕ならそんなに問題無さそうですね。」


「そうだな。と言っても魔法以外の話だな。魔法を使えばまず間違いなく悪目立ちするだろうな。」


「あー、そうですね…」


「とりあえずそんな訳だから、街に行く時には手加減しておけよ」


「はい」


「分かった」


────────────────────────


と言った事があり、森の周辺で狩りをして男共は自力で金を稼いでおこうとの話になった。


「そこの茂みに20匹くらい居るな。」


「そうですね」


「ああ」


「ああ、そうだった。なるべく綺麗に殺した方が売値が高くなるからな?」


「了解です!」


「おう!任せておけ!」


そう言って史記はショートソードを、タケルは大剣を構えた。

そういえば俺の懐も寂しいな

少しだけ狩りをしておくか?いや、亜空間に収納した素材はまだ有り余ってるしな...と言っても売れないような高価なやつがほとんどだと思うが…いや、ある程度強いやつなら問題無いか?ふむ、ならウルフ以上ゴブリンロード以下のやつにしよう。そうだな...オークの素材何かは丁度いいんじゃないか?もちろん肉は食べるから売らないけどな。


そんな事を考えている間に戦闘が終わったみたいだな。ん?いつの間にかエル達も参加してたんだな。


「終わったか?」


「ええ、後は素材をバックに入れるだけですが、このバック狙われたりしませんか?」


まぁ、そのバックは俺が魔物の皮を加工してから亜空間を付与したものでその容量は軽く一軒家くらいのサイズが入るからな…


「さぁな、それに関しては分からないな、受付で出した時は何とも無かったから大丈夫かも知れないが、あの時は怪しい状況だったからな...でもまぁ、アイテムボックスみたいなスキルもあるんじゃないか?」


「なるほど、じゃあ僕がアイテムボックススキルが付与された魔道具のバックを持っていると言うことにしておきますか?」


「ああ、それが無難だろうな。」


「分かりました。ではみんなの分の素材を入れてきますね」


「ああ」


そういえば子供組もちゃんと戦えるんだな…

と言っても相手はゴブリン1匹だし、エル達も見ているから危険は無いだろうが…

あんまり子供に戦わせたくは無いと思うのは俺のエゴなのかね...

はぁ。まぁ、文字通り世界が違うから価値観も違うよな。これがワールドギャップってやつだろうな。


そんな事を思いながら歩いていると、門が見えてきた。遠回りはしなくていいか?いや、魔の森から子供連れの連中が出てくるのはおかしいか...

仕方ない回り道をして前と同じ門から入るか。


その事を全員に伝えて、俺達は迂回した。


そして、しばらく歩いた後、前に来た門に着いた。門に居るのは前には見なかった若い門番だな。


「そこの者達!止まれ!身分を証明出来るもの、もしくは通行料はあるか?」


「ああ。冒険者カードでもいいよな?」


「ああ、それで構わない。連れの連中の分のカードもあるか?」


「いや、俺達は持ってねぇから通行料を払うぜ。いくらだ?」


とタケルが代表して答えた。


「む?お前達は持ってないのか?そうか?

なら通行証を発行する。通行料は魔石ならEランク2個、金で払うなら銀貨1枚だ。」


へぇ、通行証なんてものがあったのか…

となるとアイツはその手順を飛ばしたんだな。


「ああ、分かった。史記、魔石を人数分出してくれ。」


「ええ。24個っと、これでいいですか?」


「ん?お前はアイテムボックス持ちか。

となると商人ギルドに登録しに来たのか?」


ふむ、やはりあったな。アイテムボックス。

それに商人ギルドもあるらしい。

まぁ、冒険者ギルドもあるんだ、合ってもおかしくないだろうな。


「えぇ、そうです。その時に縁があってこの人達と一緒に来たんですよ。」


口の回るやつだな。


「ふむ、なるほど。身分証を持ってない理由は分かった。よし!通っていいぞ!」


「「「「「ありがとうございます(わ)」」」」」

「ありがと!」

「ます!」

「...ありがとうございます…」


「ああ、それと...」


「ん?何だ?」


「その身分証は1週間で期限が切れるから街に残るなら更新しておくといい。その時は銅貨3枚で済むからな?と言っても、ギルドに登録すれば費用は掛からないがな。」


「なるほど、分かった。」



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