3話 『これから』
「とりあえずこれからするべき事は、
スキルを集めてレベルを上げることだな。」
先に魔法系を鍛えるか。
魔力をガソリンのような燃料として
それを着火するイメージをした。
すると火球が浮かび上がった。
「お、出来た。」
ピロン♪スキル「火魔法」を習得しました。
自分の魔力で作った火の魔法って
熱くないんだな。というか温い?
手を突っ込んでも火傷はしなさそうだな。
試しにやってみるか?いや、止めよう。
燃えたらシャレにならないからな。
さて、次は土魔法にするか。
拠点が無いと危険だろうからここらで建てておきたい。それに小型犬?の解体もあるしな。食べれるのか知らないが。あ、まずは血抜きしないとな。水魔法で血液操れるか?やってみるか...
小型犬?の首を高圧水でビームのようにして切断
「グロ...」
気を取り直して体内の血を抜くイメージで水魔法を使えば...出来たな
この血...どうしよう。鼻が利く奴らだろうから、臭いを嗅ぎつけられるかも知れない。
よってくると厄介だ、水球にして全力で何処か遠くに飛ばしてしまおう。
「飛べ」
よしこれで大丈夫だな。
ピロン♪レベルが上がりました。
ピロン♪レベルが上がりました。
ピロン♪レベルが上がりました。
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「なんかめちゃくちゃレベルアップしたな...」
何に当てたのかは分からないが
とりあえず、日も暮れて来たし
ステータスの確認は後にして今は
拠点を創らないと。
土を操り、壁にするイメージをする。
そして防壁が出来た。
ピロン♪スキル「土魔法」を習得しました。
防壁を4つ置き正方形にして囲んだ。
次は家だ。もしかしたら木とかも
操って家に出来ないだろうか?
木を絡め、ひとつに束ねで中を
空洞にするイメージをすると、
無事に大樹の家が出来た。
ピロン♪スキル「植物魔法」を習得しました。
なるほど、こんな事も出来るのか…
それはさておき、次は飯だな。
小型犬...いや犬を食べてるみたいで嫌だな
コボルトと呼ぶか、ノベルに出てくる奴は感じだしな。さて、コボルトを解体して食べるか。
「解体ってどうやるんだ?」
まぁ、とりあえずナイフが無いとダメだな。
今の魔力量なら創造出来そうだな。
サバイバルナイフをイメージし、創造した。
「よし、確か昔見たテレビだとこんな感じだったような気がする。適当にやれば出来るだろう。」
そう言って解体して行った。
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「よし、終わった」
悪戦苦闘しながら解体が終えた。
ピロン♪スキル「解体」を習得しました。
「ふぅ、しんどいなこれ...
ま、とりあえず焼いて食うか」
火魔法で焚き火を起こし
創造したフライパンでを使って
コボルトの肉を焼いて食ってみた
「不味い...」
素材の味と言うといいんだが
やはり獣臭く、筋が多くて美味しくない。
「せめて塩が欲しいな。」
ピロン♪スキル「料理」を習得しました。
ピロン♪スキル「悪食」を習得しました。
悪食って...これ普通は食べないものなのか?
ってか今思えば創造で塩作れたじゃん...
「とりあえず、暗いし寝るか...」
家に入り、ベットを植物魔法で作り、敷物や布団を創造した。
色々あって疲れていたようですぐに眠りついた。