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22話 『開発』


湖を後にした俺達は、とりあえずセアルを家に向かせ、家付近の広場に来た。ちなみにメルは湖の中をよく見ておきたいと言ったので置いてきた。


「さて、何を作るかな。」


「む?主はまた何か作る気なのか?」


「まぁな。」


「おぉ!一体何を作るんじゃ?」


「まだ決めてないな。温泉でも創ろうと思ってるんだが…」


どうせ誰も来ないしな…


「温泉か?それはどんなものなのじゃ?」


「ん?ああ、火山の熱で暖められた自然の風呂だな。」


「おぉ!それなら我も知っておるぞ!」


「やっぱ火竜ともなると火山に住んだこともあったのか?」


「随分前じゃがな。そうか、アレは風呂じゃったのか...惜しいことをしたなぁ...」


「まぁ、中には危険なものもあるから悪いことじゃないな。」


硫化水素が出まくってるやつや酸性の濃度が濃いやつは危ない。有毒だからな。


「む?そうなのか。」


「ああ、と言ってもお前に効くのかわからんがな。」


「ほぉ、そうじゃったのか。」


「ああ」


さてと、そろそろ創るか...

と言っても温泉旅館なんて創った事も行ったことも無い。そんなものはイメージしようがない。スマホで検索しながら創造するか。


────────────────────────


建物は出来た。あとは家具、そして温泉だ。温泉を出し続ける魔道具。まぁ、魔道具と言ってもきっと一般的な物では無いんだろうがな。


「やはりお主は人外じゃな...どうやったらそんなものを一瞬で造れるのじゃ?」


「まぁ、秘密だ。」


「む、まぁ、スキルの事を聞くのはマナー違反じゃからな...無理には聞かんよ。というか勝手に見るのじゃ。」


「そうか。まぁ、出来るならな。」


鑑定妨害は上限まで強化した。これでダメなら方法は無いだろうな。いや、隠蔽とかなら何とか誤魔化せるか?


そして、浴衣、家具、中庭、池、そして男湯と女湯を分けて温泉創った。混浴は創らない。めんどくさいからだ。源泉はお湯の給水のところにビー玉から温泉が溢れるようにした。

ちなみに神眼で見てみると、お湯に効能があることが分かった。


温泉(最上級品質)


効能


「治癒」

どんな怪我や病気でも浸かり続けると治る。

肩こりなど等も癒せる。


「浄化」

身体に溜まった瘴気、呪い等を浄化する。


「魔力回復」

魔力が回復する。

人によって効果が変わるが、基本的に1分に5%分の魔力が回復する。


「美肌効果」

肌の角質を取る。シワが無くなる。少しだけ若返る。


何か微妙な効能だな。

それとも俺の感覚がおかしいのか?

それをエルに聞いてみたら


「うむ、主の感覚が狂っておるな。」


と言われた。やはりおかしいらしい。

風呂の効能とか信じてないからかもな。

向こうの世界だと本当に効果があるのか分かりもしないような温泉が沢山あったからだろうな。


その後、付与で掃除しないで済むようにしたり、壊れたり劣化をしないようにしたり、壊れたら直るようにしたりと、色々と改造した。

まぁ、温泉旅館はこれで完成でいいだろう。

ここの管理人と言うか使用人は...あー、今日はめんどくさい。明日にしよう。とりあえず今日はメルとセアルの部屋を創るか…2人の希望を聞いて適当に創るとしよう。


────────────────────────────


という訳で帰って来た。

セアルの希望は何でもいいらしい。

いつの間にか自宅にメルが居たので聞いてみた。すると、エルと同じ部屋でいいから創らなくていいらしい。


さて、セアルの部屋はどうするか。

とりあえず、ベッド、姿見、クローゼット、タンスでも創るか。イメージはマンションの寝室だな。


よし、こんなものだろう。とりあえずセアルに感想を聞いてみるか。


1階に降りて、服を畳んでいるセアルに伝えた。


「セアル、部屋が出来たから後で感想を聞かせてくれ。」


「えっ?は、早いですね。ありがとうございます。これが終わりましたらすぐに見てきますね。」


「ああ」


普通はどのくらいで出来るものなのか気になった俺はエルに聞いてみると、植物魔法を持っていたとしても、最低でも3日以上は掛かるらしい。

おかしいな。俺はスキルレベルが低い時でも大して時間が掛からなかったんだがな。もしかしたらラノベに書いてあったイメージ力の問題とかか?

まぁ、いいか。俺は出来るんだからそれでいいだろう。


それより、夜飯までは時間があるな。

外で何か創ってくるか...?

あ、そう言えば留置場を創ってないな。

犯罪者を無闇に殺すのも後々面倒事になりそうだし、犯罪者を閉じ込める場所も必要だろう。

場所は街ハズレ、もしくは門の近くがいいか...

今回は門の近くにしておこう。それの方が早く放り込めるだろうからな。脱獄して逃げ出すならそれまでだ。別に追わない。来るもの拒んで出るもの追わずって事だな。正直この街に人を招く気は無いからな。


さて、そんな事を考えていたら門に着いた。

一応時間を確認しておく。今は4時か。まぁ、何とかなるな。早速やるか。


────────────────────────────


出来た。面倒な作業だった。

一応収容人数は200人まで入れるようにした。

まぁ、使うことも無いだろうから。そこまで丁寧に創ってない。食事を作る奴も居ないし、見張りも居ない。いっそのことホムンクルスでも作るか?いや、ホムンクルスじゃなくて普通に生き物も創れるか?生命倫理に反するか…?いや、いいか。俺はあの世界とは縁を切ったようなもんだから生命倫理とか正直どうでもいい。この世界では法律は無いからな。いや、あるのかも知れないが、少なくともこの魔の森は無法地帯だしな。関係ない。さてと、そうとなれば早速やってみるか。

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