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21話 『仕事』


3人を連れた俺は、人魚達とリザードマン達に合流した。


「待たせたな。」


(人魚達)

「あ、ヤナギ様!」

「お待ちしておりましたわ。」

「...待ってた...」


(リザードマン達)

「主殿、お待ちしてました。」

「待ってた!」

「です!」


リーンはヤナギ様呼び、メルは主殿か、武士か?


「家はどうだった?不備とかないか?」


(人魚達)

「凄い良かったです!」

「とても素晴らしかったですわ。」

「...とっても...よかった...」


(リザードマン達)

「とてもよかったです。不備は御座いません。」

「凄くよかった!」

「です!」


「そうか、ならよかった。」


「あの、主殿、そこの御二方はどちら様でしょうか?」


「ああ、紹介する。お前達と同じく召喚した天使セアルだ。」


「よろしくお願いします。」


「そしてこっちが火竜のエルリアンジェだ。」


「よろしくなのじゃ」


「「「「「「えっ!?」」」」」」


「まぁ、火竜だが気にするな。」


「それは無理です!」

「無理ですわ!」

「...気に...する...」


「主殿...それは...」

「無理ー!」

「です!」


「慣れろ」


竜が一匹増えただけだ、大して変わらんだろ。


「さてと、そんな事はどうでもいい。

それよりお前達の魔力認証登録してくるぞ」


「魔力認証登録?ですか?」


「ああ、そう言えばこの拠点の話をして無かった。」


それから色々と話したが、その様子は割愛する。

ただ物凄く騒がしかった、とだけ言っておく。


─────────────────────


「さて、こんな所か。ちなみに契約解除するなら出来るがどうする?」


「いえ...しないです。」

「同じくしないですわ。」

「...そもそも...私...拒否権ない...から...」


「契約解除は致しません。」

「しない!」

「です!」


「そうか。別に辞めても良かったんだがな。」


「主殿、主殿と結んだ契約は水竜様がいらっしゃることを差し置いても破格です。普通の召喚した者に対する扱いはこれよりも酷いです。寝泊まりはギリギリ寝れるような馬小屋であったりする方が一般的です。それに食材は野菜の切れ端やクズ野菜などが多いでしょう。主殿のように立派な家を造ってくれる、まともな食材を大量に提供するのは破格です。」


「ん?拒否権はあるんだろ?何故そんな契約を結ぶんだ?」


「基本的に召喚に応じる者は貧しい者が多いですから、酷い条件であっても給料が貰えるのであればやるしかないのです。...まぁ、セアル殿のような天使は例外も居ますが...彼等は共同体のようなものなので貧困層などは存在しませんから本来なら召喚に応じる必要が無いのです。」


「じゃあお前もそうなのか?」


「はい、私達は貧しい村に住んでいます。両親が他界して自給自足をしようにも、先日、川が枯れてしまったのです。そこで途方に暮れていた所で主殿に召喚されました。」


「随分と都合のいいタイミングだな。」


「はい、ですので私は主殿。そして、水竜様にとても感謝しております。」


と、言って膝を付き、頭を下げた。騎士のスタイルだな。


「いやだなぁ、私は何もしてないよ?」


「まだ1日目何だからそんなに感謝されてもな…」


「いえ、主殿には既に報酬を頂きました!ですので身を粉にして働く所存でございます!」


熱いなぁ...


「そうか。でも無理はするなよ?」


「はい!」


「まぁ、一応仕事内容を確認と説明しておくか。」


「「「「「「はい(ですわ)」」」」」」


「まず、お前達の仕事は湖、川の管理だ。

主な業務内容は湖と川に毒やゴミの処理そして、それを流したりする奴の確保、確保出来なければ最悪殺してしまってもいい。あとは川の流れ口から魔物や不審者が結界を破壊して侵入しないかとか猛毒を持つような危険な魚が入ってきたらその駆除だ。」


「「「「「「はい(ですわ)」」」」」」


「まぁ、あとは増えすぎた種類の魚の調整。まぁ、増えすぎたら数を減らすって事だな。」


「「「「「「はい(ですわ)」」」」」」


「以上だ、質問はあるか?」


「もし、侵入者が強く、私達では歯が立たなかった場合はどうすればよろしいのですか?」


「その時は俺か水竜、もしくは火竜を呼んでくれ。合図は魔法を空に撃てば分かる。」


「すいません。私達人魚達は水魔法しか使えないのですが…」


「なら水を打ち上げろ。それで分かる。」


「あの、主殿。私達リザードマンは魔法が使えません...何分、村には魔法を使える者も居りませんでしたし、そんなお金も無く...」


魔法を教えるのは面倒だな。そもそも俺の魔法は魔法と言っていいのかも分からんし。


「ふむ、じゃあ発煙筒でも創るか。」


「発煙筒?ですか?」


「まぁ、簡単に言うと赤く光る筒だな。」


「何と、そんなものがあるのですね。」


「後日お前達に支給する。使い方はその時に説明する。」


「はい、お願いします。」


「あとは質問はないか?」


「「「「「「無いです(わ)」」」」」」


「じゃあ、後は任せた。」


そう言って俺は湖を後にした。

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