4話 問題発生
あれから2、3日歩いていると街の姿が見えてきた。予想してたよりも大きくここから見えているだけでも発展している事が分かるほどだった。それに街に魔法の壁が張れているのも見えた。
思わずスゲーと呟いてしまうほど立派だった。
「なぁお前って身分証って持ってないだろ?」
「あ、あぁ でも身分証ってどんなものを言うんだ?」
「この国では国から身分証というものが発行されていてな。その種類が三つほどあって、一つ目が街に定住することによって得られるものと二つ目が貴族やその関係者などが持つことの出来るものそして三つ目が俺らみたいな旅人が持つことの出来るものだ。そしてこれは何かしらのクランに入らきゃならねぇ、がこれは犯罪者や指名手配されてなかったらすぐに入ることが出来る。そしてクランの証のカードが渡されるってわけだ。でもお前は持ってねぇから代わりに俺が保証人になってやる でも1週間以内に身分証を手に入れねぇと不法入国者として捕まっちまうからな」そしてガリウスに保証人になってもらって無事街に入ることが出来た。
「それでクランって言うのは?」
「そうか、それも分かんねぇのか
それでクランって言うのは国に申請して作ることの出来る集まりのことだよ
しかしある程度名声や信用のある者でないと作ることが出来ないんだよ。
それに大きい集まりのところだと色々な所に支部があるんだぜ。でも身分証を発行出来るのは本部しか出来ないんだ。
あとクランにも色々な種類があって商業クランや傭兵クラン、魔術クラン、冒険クラン、鍛冶クランなど他にもたくさんの種類のクランがある。それでそれぞれのクランに住民などが依頼を申し込む事で報酬を貰いクランを経営したり、俺らに給料を払うんだ。でも安心しろ給料は活躍したらしただけ増える。これはどこでも一緒なんだ。
そしてその総てのクランの本部があるのがこの街<アドロル>だ。そして俺はハンタークランの『月精の輝き』に所属しているんだ。お前もうちのクランに入るか?」
「ちょっと考えておくよ。」
「じゃあまずは宿でも探すか」
「そうだな」
しかしどうしたものかクランって言うから元世界の創作品で言うギルド的なものだと思ってたら似たようなものだけどこんなにも種類があるとは、でもやはりガリウスと同じクランの方が良いのだろうか…だがやっている事が不明な上俺はまず俺自身の事を知る為に図書館か、研究所に入りたいからそれが可能なクラン出来るだけ入りたいな。でも入ってもなかったらどうすればいいのだろうか
「ルクス!ルクス!着いたぞ?どうした?」
「ん?あぁそう言えばこの街に図書館とか研究所とかはあるのか?」
「あぁ図書館ならあるぜこの街の中心にある」
「それはこの国で1番大きいのか?」
「いや、この国1番は『シュートランス大図書館』だ。あと研究所は国のものだから多分俺らみたいなやつじゃ入れないと思うぜ。」
「そうかありがとう、あ、あとその『シュートランス大図書館』ってのはここからどれ位のところにあるんだ?」
「王都なんだが相当遠いぞ、なにせこの国は大陸一つが国だからな。多分歩いていくとなると早くて半年~1年かかるからな」
なんととても衝撃的なものを聞いてしまった。大陸一つが国らしい。それに1年もかかるらしい。相当遠いぞこれは…
「あ、でも金払えば魔導飛行機に乗れるんだよそれでこれがすごく速くて王都まで一ヶ月で行けるんだよ。」
「じゃみんなそれ乗るんじゃないの?」
「いやそれがさこの魔導飛行機一回乗るのにすげぇ大金が必要なんだよなんと
100プラチナも必要なんだぜ。」
これはこれからの事について色々と問題が出てきそうだ。だがまずは疲れたから寝るか。俺はそのままとった自分の部屋に入りベッドに横たわった。
そして俺は色々な事があったなぁと思い出しながら眠りについた。
この世界のお金はこのようになっています
千ブロンズ=1シルバー
千シルバー=1ゴールド
千ゴールド=1プラチナ
日本円に直すとこうなります
1ブロンズ=一円
1シルバー=千円
1ゴールド=一万円
1プラチナ=十万円
ちょっと遅くなってしまいました。
すみません(´・ ・`)
今回は今までに比べたら文字数は多くなっていると思います。
これからも頑張ります\\\└('ω')┘////