2話 始まり
まだまだ文章は拙いですが許してください。
俺はあれから一週間くらい小屋にある本を読んでいた。その中で気になる内容の本が数冊見つかった。
一つ目は「魔導書[全属性入門編]」[雷上級魔法編]の二冊だ。
中を見て見るとそれぞれの魔法のコツや利用方法などが載っているようなものだった。恐らくこれで魔法が使えるようになるはずだ。
二つ目が「練術書[禁]」だった。これは[禁]と書いてあるぐらいだから相当危ないのか悪用されやすいのかはわからないがとにかく注意はした方がいいだろう。
そして三つ目が「スキル大全集」というぶ厚い本だった。
少し読んでみたがわかったのはスキルというものは覚えるものではなく、それぞれのスキルにある条件を突破することで解放され身につくものだった。
魔物の種類によっては初めからスキルが解放されている種類もあるらしい。
人間でもかなり少ないらしいが初めからスキルを持っている人もいるようだ。おまけに初めからスキルを持っているということは大体が強かったり何かしら優れていることが多いらしい。
とりあえず魔法が使えるようになれるまではまだ旅には出ないでおこうと思う。幸いこの体は何も食べなくても行きていけるようだからな。
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あれから二週間ちょこちょこ休憩を入れながらもずっと魔法や自分の技術の練習をしていたが俺は明らかに進化していた。
なぜなら練習中に使っていた雷上級魔法によってなぜかレベルが上がって、外見もより人間っぽくなっていた。
前まではほぼ人間のような外見だったが、表情や肌の質感などが人形っぽいような感じだったからだ。
ちなみに雷上級魔法はかなり強かった。試しに窓の外から木に向かって飛ばして見たのだが周りの木まで巻き込んで跡形もなく消えるほどだった。
そして旅に出る準備のために武器も試作してみた。
一つ目が形は普通のロングソードだが材質が魔力を吸収しやすいようにしたものだった。
そして二つ目が形はブーメランだが側面が刃状になっていて、雷属性の魔力を込めることによって高速に飛び、切断することが出来るというアイデア武器だ。
実はこの武器の試作には「練術書[禁]」が役立っていた。
「練術書[禁]」の中には素材を変化させるという技が書いてあった。
しかしこの技を発動するには特殊な媒体が必要となるというデメリットがあった。
幸いここの元家主は準備が良かったのか媒体に必要な材料は揃っていた。
だが書いてあったのはそれだけで残りは真っ黒なページしかなった。
俺は準備が整ったので必要なものは持ち小屋を後にした。
更新頻度はもう少し早くなると思います。