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第二章

 翌日、俺は昨日と同じように公園へ向かった。

 やっぱり自己紹介とか必要かな?目を見て話せるかな?どんな話をしようかな?

 などと考えていた・・・女子かよ俺は(笑)


 だが、人間だれしも変わろうと思えば変われるというけれど、それは表面上だけで本質的な根っこの部分は変わらないのだ。

 

 つまるところ、全然話せていない...

 公園に着いて会えて挨拶を交わしたところまではよかった。うん。超よかった。

 そこからというものの今という今まで終始無言なのだ...なんだこれーーー!何話そうかなじゃねえよ!最早言葉のキャッチボールすら放棄しちゃってるまであるよこれ!

 俺が決心して話しかけようとすると。

 「あのさ」「ねーねー」

 終わった...話しかけようとして声が重なるとかどこまでついてないの俺。なんかもう泣けてきた。

 「あ、そっちからでいいですよ。」

 「う、うんありがと。えっと」

 ちょっと気まずくなってんじゃんどうすんのこれ。

 「なんか上島君だけ敬語っていうのもあれじゃん?だからさ、ため口で話してくれない?」

 なんだそんなことか。 

 「う、うんいいd...いいよ?」

 しまった、言いかけた。

 「ハハハハ、なんで疑問形なの?ため口慣れてないの?」

 「いや、そんなことはないけど。」

 「ほんとー?」

 そういいながら彼女はまだ笑っている。普通に話せた・・・のかな?

 


 時計を見るともう夕飯の時間を過ぎていた。あ、これは姉ちゃんに怒られるな。

 補足をしておくと、うちの親は共働きで何やらすごい仕事をしているらしくほとんど平日は俺と姉ちゃんが寝るくらいの時間に帰ってくる。

 まあ、そんなこともあり姉ちゃんがご飯を作り、家事は二人でやっている。


 「ごめんね、俺もう夜ご飯の時間だからかえるね?」

 「うん、じゃあね!また明日!」

 「また明日ー」

 などといいつつ帰路へついた。


・・・



 昔から説教されるときは正座と決まっている、なぜなんだろう。社会人が土下座をしやすいから?間接的に痛みを与えられるから?どちらにせよ共通して苦痛だ。

 なぜそんなことを考えているかというと。

 まさに今、俺が玄関で正座しながら姉ちゃん、もとい上島翼(かみしまつばさ)に説教されているのだ。

 はー...憂鬱だ。

 かれこれもう30分は経っているだろう。

 「ねえ明人?きいてるの?」

 「きいてるよ。」

 「はー、もういいや。説教終わり。ほら、冷めないうちに早くご飯食べよ?」

 そういい足早にリビングへ向かった。

  


 夕飯は相も変わらず料理のうまい姉が作っただけあってとても見栄えがいいそしてうまい。

 どうやったらこんなうまくなるの?女子力?いやお母さん力?

 そんなことを考えてながらご飯を食べていると姉がいきなり。

 「そういえば明人って私以外の女の人と喋れるようになったんだ。今日の子かわいいね、彼女?」

 などとにやにやしながら聞いてきた。

 あまりに突然だったので俺は固まって手に持っている箸を落としてしまった。

 「お?その反応は肯定の意味ということでいいのかな?」

 その言葉で思考停止していた俺の脳はまた動き出した。

 「ち、違うし!そんなわけないじゃん!単なるクラスメイト!」

 「ふーん、そっかー単なるクラスメイトかー」

 いや、信じてないでしょ。効果音が出そうなほどにやにやしてるし。これはもう戦略的撤退しかない。

 「もういいでしょ!ごちそうさま!」

 そういい俺は食器を流しへ入れて部屋へ戻ろうとした。

 すると後ろから。

 「お姉ちゃんは愛しの弟の初恋を応援してるからねー」

 などと言ってきた

 「だからそんなんじゃないって!」

 そう言い残し俺は部屋に戻った。

 なんてドSなんだろう。これでいて極度のブラコンだから困る。

 

 部屋に戻った俺はふと思った。

 連絡先を聞いていない...

 知り合ったら連絡先を聞くのは当り前であろう、ましてやチャットアプリのLANEが流行っているこの時代では。

 「明日は聞かないとなー...」

 そう呟いたら部屋のドアが開き。

 「なになにー?何を聞くのかなー?」

 全くこの姉は...

「何でもいいでしょ。それより人の話盗み聞きしないで!」

 「ちがうよー。明人と遊ぼうと思ってきたら部屋に入ろうとしたらたまたま聞こえちゃったんだよー。」

 などと言いながら我が物顔で俺のベッドにゴロンと寝転がった。


 それからは姉と遊び就寝した。

 


今回は新キャラを登場させました!

まだまだ始まった場ばかり&初心者なので終わらせ方や話のつなぎ方が下手ですが、見てくれてありがとうございます!

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