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にーと戦争  作者: 樋木 明裕
戦いのニート
1/2

始まりのニート

ニートだってやれるんだ。

*第一章***********************************


 ハンターに見つかったという警告音が鳴っている。ここはいったいどこなのだろうか。そう考えている暇もなく突然男が襲ってきた。男の手には日本刀が握られていて、男は

 「ニートに死を」

 と言っていたため、私は思わず逃げてしまった。当たり前のことなのかもしれない。男が日本刀を持ち襲ってくるのだから。私の名前はアキヒロ、年齢は26歳である。私は3年前まで会社員だったが社長を殴りクビになった。それからはずっと働いていない、つまりニートである。自分でもニートの自覚があったため私は逃げてしまった。男はとてつもない速さで追いかけてきた。ボルトよりも速いかもしれない。男の日本刀が私の肩をかすめた。このままでは殺される!そう思った瞬間私の前に一人の女性が現れた。女性は片腕だけこちらに向けた瞬間、男は死んだ。何があったかよく分からなかった…が、男は内蔵を口から吐き出し死んでいた。よく見れば目玉も飛び出しているようだった。ついさっきまで生きていた状態だったのが嘘のようだ。私は女性、いや女に対しこう言った。

 「殺すことはなかったじゃないか?この男にだって人生はあったはずだ。貴様はそれを奪った。どういうつもりだ?」

 私はつい感情的になって、こう言ってしまった。すると女は、

 「…助けてやったのにそれはないだろ?礼の一つでもしたらどうだこのクズ」

 女はそう言うと続けてこう言った。

 「その男は人間ではないそれにその男に人生などはこの先ないだろう」

 と続けた。私は思わず

 「どういうことだ?」

 と女に尋ねた、女は

 「その男はかつては人間だったが、ニート狩りの被害にあって人間とは違う生き物になり、ニート狩りのメンバーになったのだよ」

 そう言うと歪んだ表情でこちらを向いてきた。私は、とりあえず

 「ここは?」

 と尋ねた。女は

 「君の仲間もいる空間だ。それ以外のことは知らん」

 と言い後ろを向いてしまった。とりあえず私は携帯電話に似たもので彼を呼びだした。彼とはネトゲー仲間であり私の親友で友である。私の仲間もいるということは多分ニートだろうと推測した。さて、彼に電話するもなぜか着信拒否された。彼に何かあったのだろうか…と思っている頃、その彼はというとハンターに追われていた。彼は電話が鳴っていることに気付くが、電話にでる暇もない。何故なら追ってきているハンターの数が尋常では無かった。軽く100人は超えているだろうと思われる。

 彼の名前はヤマサキ・ユウイチ、年齢は20歳。ネトゲーは7歳のころからやっている。職業は自宅警備員、廃人でありアルバイトもしたことがないつまりニートである。ネトゲー内でヤマサキは「ネトゲ勇者」や「自宅皇帝」と呼ばれている。だからといって100人近くのハンターと呼ばれる連中に追われる理由には値しない。ヤマサキはなぜこんな人数に追われなければならないのだろうかヤマサキはとりあえず建物に身を隠すことにした。しかし、先ほどから鳴っていなかった電話が鳴りハンターに見つかった。ヤマサキは、

 (…アキヒロ絶対会ったら殺す)

 と思いながら再び逃げ出した。

次回 ニート戦い、山田君の野望お楽しみに

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