表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
木陰の記憶  作者: Manu
8/9

8

川の方まで怜司を探しに戻ってきた。


新「怜司ー?



  あ、いた!」


怜司は、水車のところで

しゃがみこんでいる。


新「何をやっているんだい?」


怜司「ああ、少し強度が心配で、

   様子を見ていた。

   大丈夫そうだ。」


新「すごいな、こんなのを作れるなんて。」


怜司「……大したことはない。」


新「さてと、とりあえず、どこか

  遠い場所に行ってみたいんだけど、

  怜司は、いいところ知ってる?」


怜司「この川の向こう側に、

   村がある。」


新「そうか、では行ってみよう。


  ところでなんだけれど、

  どうやって渡ったんだい?」


怜司「もう少し上流のほうが

   渡りやすい。」


新「そうなのか!ならば、

  そっちの方へ行ってみよう。」


しばらく歩き、途中でまきさんが

くれたおにぎりを食べ、また歩いた。


すると、向こう岸に渡れそうな

岩のある場所にたどり着いた。

だが、もうじき日も暮れる頃だった。


新「やっと、向こう岸に渡れそうだ。

  でも、もう日も暮れるし、

  濡れてしまってはいけない。

  明日にしよう。

  あれ?あそこに小さな小屋がある。

  行ってみよう!

  泊めてもらえるかもしれない。」


怜司「……」


新「怜司?」


怜司「だめだ。

   あの小屋は、さっきまでなかった。」


新「小屋が、そんなすぐに建つのか?」


怜司「しずかに。

   ここで寝よう。

   もう夜になる。

   しっかりと、何かをかけて

   暖かくして寝ろ。」


新「あ、ああ。」


すごい剣幕だ。

それにしても、

なぜ小屋に行きたがらないんだ?

知り合いでもいるのだろうか?


この羽織がまさかこんなにはやく

役に立つなんて。


梅川さんにもらった

羽織をかけて、

木へと寄りかかり

眠りについた。


最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

次も読んでいただけたら嬉しいです。


ブックマークしていただき、

ありがとうございます。

とても嬉しいです!


仕事が繁忙期に入るため、

1週間程更新ありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ