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木陰の記憶  作者: Manu
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6

朝、小鳥のさえずりで

目を覚ますと、

もう怜司はいなくなっていた。


いつものように階段を降りると

まきさんと怜司がなにか話していた。


新「おはようございます。」


まきさん「 !? おはよう!

ご飯はできているわよ。」


まきさんも怜司も、

なにやら気まずそうにしている。

もしかすると、いい雰囲気だったのかもしれない


新「あ、私は大丈夫です!

もう出掛けなくてはいけない。では!」


まきさん「待って!大事な話があるの。」


ここへ来てから初めて見る

真剣なまきさんの表情だった。


怜司は、いつの間にか

部屋から出ていた。


新「はい。」


まきさん「あなたには、

     この家を出て欲しいの。」


新は、目を丸くして驚いた。

まだ、恩返しが出来ていないのに。

まきさんには十分によくしてもらった。


きっと、旅をすることになるだろう。

魚屋で働くのはさすがにこの家と

近すぎる。


そんなことをぐるぐる考えていると、

まきさんは、はなしを終えていた。


まきさん「あらた?」


新「あ、ああ!分かりました!

  すぐに準備を整えます。」


準備を整え、玄関へ行く。


まきさん「新!今までありがとうね!

     はい、これを持っていって!」

     

まきさんはおにぎりと、

青緑色の綺麗な石を渡してくれた。


新「ありがとうございます。でも、

  こんなきれいなものをいいんですか?」


まきさん「もとはあなたが

     持っていたものよ。」


新「そうだったんですね。

  では、もう行きます。

  ありがとうございました。」


まきさん「ええ。


     気をつけてね...!」

最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

次も読んでいただけたら嬉しいです。


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