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【第二幕】

 私こと棚原芽久と棚原吏愛さんは双子姉妹で「メルシィさんたち」という地下アイドルユニットを組んでおります。



 プロデューサーはお母さまの棚原曜子。元々人気アイドルだったお母さまです。アイドルを引退してからは芸能事務所の職員になって人気ミュージシャンの妻となりましたが、ほどなくして離婚を。なんとも女癖の悪い男だったようで。実の父ではありますけど、私たちが彼と会う事を酷く禁じておられます。



 私たちがまだ2歳か3歳の頃のおはなしです。



 父に執着する気持ちなど毛頭ございません。



 父の記憶なんてありませんし。私たちは世のスターとなる為にお母さまから幼い頃より多大なる愛撫を受けておりますから。



 お母さまや吏愛さんはそれを訓練だと言っておりますけども。



 うふふ。可笑しいですね。



 でも、お母さまは凄い御方です。社会福祉法人の会社を立ち上げられて、その傍らで私たちを人気アイドルにする為の計画を進められておりましたからね。賢い御方です。このようなお母さまの膝元で日々切磋琢磨できる私たちは幸せですよ。



 ええ。とっても。



 誰に嫉妬すると言うのでしょう?



 少なくとも私はこの環境に満足しております。



 だってちょっとした努力で叶えたい夢が叶えられそうですもの――



 こんなの棚から牡丹餅ですよ? 


 

 ねぇ? 



 そう思われませんか?



 どうだよ? 



 答えてみろよ。

∀・)読了ありがとうございます。語り手の主人公が棚原芽久さんという女子校生であること。それをおさえておけば今のところ大丈夫。では1時間後に――

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