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論理的整合性ってどこまで必要?

タロウは大雨の中、大きく剣を振りかぶり、太陽の光を反射しジロウの目を眩ました……???


剣で闘っていたのにいつの間にか槍に

 → 途中で持ち替えたのだろうと想像したり補完する


鎧を着ていたのに次のシーンでは正装をしている

 → 途中で着替えたのだろうと想像したり補完する


2つの例が受け入れられるのは、何処かでアイテムボックスのような収納機能を持っていることを記述して、更に瞬間的に装備を入れ替えるスキルがあると説明している場合だろう。できれば変更したという記述が欲しい。


作者によっては重要な変更を後付け記述することも多い。「こんなこともあろうかと」「実は昨夜の内に」の後に。昨日まで持っていなかったスキルや武器や助っ人を使いたい状況では、後付けの追加説明は良くある。読者へのサプライズだと言い張る作者もいる。


しかし整合性がとれていない場合もある。名前をミスすることが多いが、天候や場所の設定を間違えることもある。作者の初期設定とズレて登場していないエピソードが関連する場合も。外伝とかに追加記述して整合性を取る場合もある。


一番難しいのは、なろう版と商業版でいろいろ設定や人物を変更している場合。なろう連載を中断したり商業版だけに絞ることは多い。途中から商業版準拠にしていく作品もある。ずっとなろう版を商業版と並行して続ける場合もある。そうなると設定管理は大変だし、ストーリーの分岐での困難は大きくなる。商業版はなろう版とは違う世界に転移したとか、やり直した違うエピソードという作品もある。


なろう版と商業版とコミック版とアニメ版というようになると、管理する作者以上にマニアックな読者・視聴者のチェックが厳しい。編集したとか省略したとかを好意的に見るとは限らない。編集したことで整合性が保たれていない場合はすぐ指摘される。


と、最近巨大掲示板を覗いたら指摘が多かったので書いてみました。

「この人誰」という事態が起こるのは、記述や描写が下手で読者が覚えられないのが悪い。これも作者のせいという読者が増えた。どうなんでしょう。


(追記 2023.4.27)

「なろう」の連載では、人物や道具や地名・地図の説明を文中や章末にする事がある。また設定集として分離独立させている場合もある。分離した設定集の場合は誘導リンクが適切に置かれないと、その存在に気がつかない読者もいるだろう。作者も読者も気をつけて。


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― 新着の感想 ―
[一言]  後書きについての感想です。  作者も悪いし、読者も悪いです。  読者の立場でいえば、面白い小説でしたら頑張って登場人物の名前を覚えます。  商業小説の巻頭に登場人物の一覧が書かれている…
[良い点] 前書き! 読んで、???、となりましたw 「こんなこともあろうかと」、欲しいですね。 [気になる点] あとがき。 え、そんな指摘あるんですか; [一言] 前書きからして、楽しく読ませてい…
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