一休み(*^^*)
疲れたので、ここで一休み。
このまま続けると自分が誰だかわからなくなる心配もあり……。
さて、物真似は所詮物真似。オリジナルあってこそのものです。
真似やすい作者さんもありましたが、それは歌真似でたとえれば『声が似てるから』とか『特徴がはっきりしていて真似やすいから』といった程度のもので、
『この人の作風なんて簡単に真似できちゃうよ』という意味ではありません。
その作者さんが創り上げた作風はその作者さんのもの。私は物真似芸をしているだけ。
オリジナルの方々に敬意を表させて頂きます。
それではここまで物真似させて頂いた方々のご紹介と、物真似してみての感想を書かせて頂きます。
・ひだまりのねこ様
とっても真似しやすかったです。個性のある方だから、過去のエッセイから個性的なワードを引っ張って来て使うだけでそれっぽくなったように思います。
この方、とにかく見識が広くて『同じようなレベルのものを1から書け』と言われたらとても無理です。
でも語り口に特徴があるのでそれを真似て、嘘の知識で固めたらあら不思議! 私はひだにゃんになれました。
書いている最中、とても楽しかったです。
『岩は生き物』というテーマがぱっと頭に浮かんで「ひだにゃんっぽくていいね!」と思って書き始めただけだったのですが、
岩の皮をめくる(さすがに食べられはしなかったけど)とか、木を食べたくなるように岩も食べたくなるとか、岩の下には多足生物がいるとか、後から『岩にして良かった!』みたいなことになりました。
自分はもしかして天然系の天才なのか!? とか思ってしまいましたが、偶然です。
・たらこくちびる毛様
真似しやすかったです。前々から自分と似たようなものを感じていましたが、どうやら正解だったようです。歌真似でいえば『声が似てる感じ』。
ただ、自分ならもっと雰囲気重視で書くだろうところを故意にシナリオ重視にしたりと、似せる工夫はしました。
ストーリー展開としては『こう来ると思わせといて逆を行く』を意識したのですが、それは思ったようには行かなかったように思います。本家には遠く及ばない。
でも最後の彼女の台詞は気に入っています。感想欄で言われた通り、どちらかといえば物真似というより自分らしくなってしまいましたが……。
最初に思いついたのはタイトルでした。あの映画のパロディーみたいなタイトルで、内容をあの時代劇のパロディーにしたら……みたいに膨らみました。
2番目になってしまいましたが、これを1番に思いついていました。書きやすくてスラスラ行けましたが、ひだにゃんの物真似がそのさらに上を行く書きやすさだったので、こちらが2番目になってしまいました。
この連載を始めるきっかけになった物真似でした。
・咲月そら様
非常に難しかったです。文体、雰囲気、情緒、おしゃれなセンス、ふざけたりしないところ、等々、自分とまったく違う感性の作者さんだと思うので。
書き始める前に改めて読み直し、研究したのですが、私ならばんばん使う『○○は言った』という文章がほぼまったく出て来ない!
『言った』のバリエーションみたいに『笑った』とか『囁いた』みたいなのは出て来るけど、私ならカギカッコにくっつけて使うそれらがくっついてない!
私みたいにスピードに任せて書きまくるタイプとは正反対だ、これ。非常に丁寧で、デキる女性の文章だ、これ。
しかしタイトルがぱっと頭に浮かんだ時(私は執筆に頭脳を使いません。ぱっと浮かぶのに任せます)、『勝ったな』と確信しました。ちなみにこのタイトルは咲月さまの短編『時計って、今を確認するものだろ?』のパロディーです。
そしてラストシーンは同じく『亡くなった妻と、こたつでお茶を飲む。〜聞きたかった言葉〜』のパロディー。パロパロパワーでなんとか難題を乗り切りました。
……ご本人様の作風はこんな暑苦しかったりドタバタコメディーちっくじゃないですよ、念の為。
・脱兎田米筆さま
私はこの作者さんの大ファンです。決して斜め読みなんていたしません。ストーリーを追うというより、一語一句をじっくりと、文章を味わう快感にいつも酔いしれております。
それだけに物真似するのにも自信がありました。っていうか私は自分の作品を書いている時でも脱兎田さまの影響を物凄く受けている自覚がありますので。普段通りに、ただしそこから自分を捨てて書くだけでした。
ただ、自分を可能な限り捨てようとしたせいか、あるいは脱兎田さまの作風にギャグが入り込む余地がなかったせいか、ギャグに振り切れず、普通にまとまってしまったのが悔しいところです。
めざしたのはドタバタ展開とは違う、文章で笑わせるギャグ作品だったのですが、どうにも力及ばずでした。
とはいえ真面目な物真似作品としては気に入っています。勉強にもなりました。
・空原海さま
一番難しかった……。個性のある方の物真似はしやすいと前述しましたが、個性がありすぎるとかえって超絶難しい。『レディー・ガガの物真似をしてみろ』と言われているようで……。
そこで歌真似をするのは最初から諦めました。そうだ衣裳だけを真似しよう!と。ストーリー展開やセンスの真似は諦めて、形だけ真似しよう!と思いました。だからほぼ会話だけの作品となり、物語はないに等しいものとなりました。
空原さまの作品『THE CRAP オブ・ザ・くず、バイ・ザ・くず、フォー・ザ・くず』の主人公の名前をパロって『ユーキ・ランラン』にしてみて、次にそれを『ユーキ・リンリン』にしてみたら「あっ!」と気がついたことがあって、それが「書ける! イける!」と思ったきっかけになりました。
タイトルは同じく空原さまの短編『しじみのお味噌汁に溺れて死んでしまえ』からパロったのですが、あまり雰囲気出せなかったかな……。
さて、今後の物真似予告。
既にお二方の許可が頂けております。
・椎名ユズキ様
・一布さま
読んだことがない、という方は今のうちに予習をしておいてくださいませ。
それでは、お楽しみに。
あ、ところでこの方々の物真似は無理だよ、期待しないで、という方々のお名前を挙げておきます。
【絶対無理】
・星花愛さま(本人に憑依しないと無理)
・白沢走さま(どうやって真似したらいいかさえわからない)
【たぶん無理】
・鶴舞鱗太郎さま
・じゃんご様
・腰抜け16丁拳銃/クロモリ様
・Q輔さま
【無理かも?】
・四宮楓さま
・まきのしょうこ様
・那戯さま
・kayako様
・石川瑠佳さま
無理かも?の方々は、ご本人からのリクエストがありましたら頑張りたいと思っております。