たらこくちびる毛風エッセイ『元気を出せ』
たらこくちびる毛さんの物真似をしたエッセイです。
たらこさんには以前許可を頂いていますので、今回は無断で物真似してみました。
どうも、たらこです。
たらこはエッセイが好きです。特にその人が好きなものについて書いているようなものを読むのが大好きなんです。
だってたらこは人間が大好きですからね。
たらこはもちろん水産加工ですので人間に食べて頂くものです。その人が美味しいたらこを食べてくれて、笑顔になってくれるのを見るのが大好きなんですよ。
ちょっとピリッと辛かったりはしますけどね。
ところで辛いと辛いって、同じ漢字を書くんですよね、今気づきましたけど。たらこさん本人はどうか知らないけど、私は辛いものを食べると元気が出ます。辛いもの大好きなんです。
ヒーヒー言いながら、食べきるまで水を飲むのは我慢しながら、激辛の辛子明太子を完食したとしましょう。
水をごくごく飲み干して、それを食卓に「たん!」と置いて、(๑•̀ㅂ•́)و✧みたいな顔をして、たらこは言うんです。
「よし、元気出た‼」
でも、不思議なんですよね。同じ漢字を書くのに、辛いと元気は出ない。
当たり前か……。辛いのに元気だったらちょっと不気味じゃないですか?
今では死語かもしれませんが「つらたん」とか言いますよね?
仕事がきつくて、私みたいに16連勤の時、人はSNSに一言「つらたん……」と書き込むんです。今では死語かもしれませんけど。たらこが古いのかもしれませんけど。
なぜ、辛いものを食べた時には「からたん」とは言わないんだろう?
やっぱり辛いものを食べた時には誰でも元気が出て、だからいちいち「からたん」なんて呟く必要がないんだろうか?
人間が思わず何かを呟いてしまう時って、心が落ち込んでいる時なんですよね。
嬉しい時には呟かない。口から声は漏れますけど、その時は「やったー!」とか「あはっ、あはははっ……」とか気持ち悪い声が出る。
辛い時にこそ、口からこんな呟きが漏れちゃうんですよね。
「失敗しろ……」
えー、誤解されないよう解説しときますけど、これって別に誰かに向かって「失敗しろやボケ」「ざまぁさせろ」とか言ってるわけではございません。
自分に向かって「失敗を恐れるな」「閉じこもるな」「元気出せ」と檄を飛ばしている言葉なんです。
そう。辛いと辛いが同じ漢字であるように。
「失敗しろ」も、「落ち込め」の意味もあれば「元気出せ」の意味になることもあるのです。
人生って、ややこしい。
なんかこのエッセイもややこしい内容になった気がする……。
まぁ、いいか。
これテキトーに書きなぐるだけのエッセイだし。
ってことで、今回はここまで!
みんな、元気出してね!




