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入浴すると悩みを解決できる銭湯があるという都市伝説 那楽華の湯  作者: 西城 休
第7話 ファイブストーンズ ファンタジー
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7-8 守護竜

 城の門の前で目が覚めた拓哉は、そこを離れ、ゲームの世界を放浪していた。影ボス()()()()()()()を倒すための情報を集めるためだ。旅を続けている間、拓哉はヒーロー扱いだった。……当然だろう。この世界において唯一、影ボスまで到達できた存在なのだから。


 それでもエグォブリオンと戦う方法は見い出せていなかった。一つだけ。「竜の卵」という新しいアイテムが気になったが、今からそれを探し、理想的な竜を育成するには、どれだけの時間がかかるのかを考えると、とても効率の良い方法とは思えなかった。


 拓哉が情報を整理しながら、ゲーム内の自宅の庭で休んでいると、ソフトボールくらいの大きさをした青紫色の生き物が、飛んできた。


「なんだお前、竜?それにしては小さいな……どこから来た?」


「クェー」(拓哉、私よ。助けに来たのよ)


 京子は叫んだが、声にはならなかった。竜は本来ノンプレイヤーであり、決まった言葉以外発しないのだ。


「たっくん、どうした?」


 家の中から、変な帽子を被った、神父のような格好をした男が現れた。拓哉はその男をシンと呼んだが、京子は会話を聞くうちに、それが次男の真吾だと気づいた。


「なあ、この竜の属性見てくれよ」


 ゲーム内に入った拓哉は、外から分かるデータが見られないのだった。


「竜の所有者をたっくんにしないと見れないよ。ただ……ちょっと待って、今調べるから」「その色の竜はまだ存在しないよ。竜って炎とか氷とかあるでしょう。そのどれでもない。きっとレアなやつだよ。兄……たっくん、どうせ守護竜いないんだし、もらったら?」


 ここまで話すと、真吾は消えていった。大学の勉強が忙しく、これからレポートを仕上げるらしかった。京子は真吾がきっちり勉強しているようで、安心した。


「噛んでくれよ」


 拓哉は、京子竜の前に右手人差し指を出した。京子は言われるまま噛みついた。これにより竜の所有者は拓哉となるのだった。



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