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5-1 騙された女

第5章 不倫の代償(全7話)

藤堂 瑠美 四十二才


十才年下の三島 一樹と付き合うも、妻子持ちであることを知る。それでも愛しているが故に離れられず、貢いだお金五百万円ーー


「ルミちゃん……また今月金欠なんだ」

「もうダメ、私も()()()()で貯金なくなったから……それよりさあ、いつになったら奥さんと別れてくれるの?」


この会話をしてから一樹とは連絡が取れなくなっていた。今の時代、メールやライン、その他の連絡方法でいつでも繋がることができそうなものだが、一樹から電話以外でコンタクトを取ることを厳しく禁止されていたのだった。


「かず君やっぱりお小遣いあげないとダメなのかな?」


瑠美はスマホのキャッシュカード設定画面を見ていた。


(借金なんてしたことないんだけどなあ)


ログインをタップすると、一面に広告が表れた。


「借金の前に、ぜひお立ち寄りください。どんな悩みも解決致します。日帰り温泉 那楽華の湯!入浴だけも大歓迎」


(そうね、お風呂にでも入って考えますか)

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