表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強竜種に転せ...竜種が最弱!?  作者: 林十-りんと-
第一章 スン侯爵領
4/40

四話 竜種とは

 今日は魔物の勉強だ。魔物は大きく三種類に分けられるらしい。魔法と同じで下級、中級、上級だ。ファイアアースウォーターウィンドの四つが下級。サンダーアイスポイズンの三つが中級。暗黒シャドウ妖精フェアリーの二つが上級。下級の魔物がほとんどで中級、上級は滅多に出会えないんだと。強いのなら出会いたくはないな。

「先生、ルヴィ…竜種は?」

「竜種はどれにも属していません。弱いので下級以下でしょうね。滅多に出会えませんが。」

 何故、竜種は弱いと言われるのだろう。しかも下級以下とか最弱と言っているようなものじゃないか。竜種って最強のイメージがあるのに。

「魔物は進化するのですよね?どの属性にでもなれるということではないでしょうか?」

 ものは考えようだな。シヴィ、良いこと言った!

「一理あります。稀に下級の魔物が中級、上級に進化することはあります。ですが、原則魔物は今の属性の中で進化します。」

「可能性はあるということですね。」

「そうですが、竜種が進化したという文献はどこにもありません。」

「竜種の文献にはどういうことが書かれているのですか?」

「弱いが、賢く隠れて生活している。弱いのに倒すと多くの経験を得られる。というような感じで、文献には、他の魔物と比べると圧倒的に少ない情報しか載っていません。」

 いや、少な過ぎだろう。絶対、王家とかみたいなお偉いさんが何か隠してる。というより、倒すと多くの経験を得るとか、弱いなら良い的じゃないか!?

「経験とは何ですか?」

 シヴィは怯える俺を撫でながら聞いた。

「魔物を倒した時に得られるもので、言い換えれば、自分の努力を数値化したようなものですね。上級魔法にステータスと鑑定がありますが、ステータスは自分の、鑑定は見ている相手のものの確認が出来ます。」

 ステータスも鑑定もあったのか。この世界の人間には、イメージするの難しくないか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ