二十三話 魔物らしい戦闘
蜘蛛の威圧感に冷や汗を流す俺。お互い一歩も動かない。大丈夫。倒せば経験値が貰えるんだ。良いことじゃないか。上級が中級に負けて良いはずがない。なんて考えていると、いつの間にか俺が少し後ろに下がっていたようで、蜘蛛が糸を出して攻撃してきた。やばい!ギリギリで避けた。そしたら今度は糸がバチバチしながら俺目掛けて伸びてきた。シャインで目眩ましをして避けた。眩しかったようだ。全ての目が閉じられている。その隙にホーリーアローを撃ち込む。撃ち込む度に雄叫びのような悲鳴を上げるが倒れない。蜘蛛が放電してきた。目が使えないからって洞窟内でそんなのされたら、何処から攻撃があたるかわからないじゃないか。避ける俺。その隙にまた電気の糸が伸びてくるが、自身にファイアを使って糸を燃やしながら拘束されないように避けた。一人で戦い慣れしていない俺がよくここまで戦えているなと思う。俺だって放電みたいなこと出来るんだ。お返ししてやる!シャイニングバースト!すると、壁が衝撃を受けて、少しだけ崩れたらしい。屑が落ちる音がする。そして、ドスン!と大きな音がした。蜘蛛が下に落ちていた。た、倒した!レベルが五つ上がっていた。流石に疲れた。シヴィの所に帰ろう。ベッドで休みたい。転移。
~シルヴィ視点~
強くなりたいって言った翌日から出掛けたルヴィ。その日は流石に帰ってくるだろうと思っていたのに、帰ってこなかった。約束は一週間だけど、心配だった。それに寂しい。すると、四日目、仕事が終わって部屋に戻るとルヴィがベッドで眠っていた。安心したのと同時に悲しくなった。身体中、傷だらけで、汚れもしていたからだ。感染症でも引き起こしたら大変だ。俺はすぐにルヴィを風呂に連れていって、丁寧に綺麗にした後、治癒を施した。その間、ルヴィは一回も起きなかった。余程、疲れていたんだろう。
「鑑定。」
ルヴィリカ、フェアリードラゴン、18/50、529/15951、1329/56419。
ルヴィのステータスからも疲れていることはわかる。だけど、これからもこんなことが続くのかな。




