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最強竜種に転せ...竜種が最弱!?  作者: 林十-りんと-
第二章 スクゥーレ学院
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十八話 実習

 二年生になると一週間の内一日はクラス単位での実習となった。内容はクラス毎に異なり、魔法特化、武術特化、魔法・武術総合、料理・薬学となる。だが、ほとんどのクラスが王都付近の森での実戦を踏まえた演習だ。

「初めて徒歩で森に来たな。」

「疲れたのか?」

「シルヴィの肩に乗ってるだけのお前に言われたくはないな。」

 全く疲れた様子のないクロノアに冗談で言ったら、笑って返された。

「俺の大きさを考えると、一日で着くのは難しいな。」

「確かにそうだ。」

 楽しく話す俺とクロノアだが、シヴィはどうだろうか?

「シヴィは疲れてない?」

「全然平気だよ。」

 ぎこちない笑顔だ。言葉通り疲れてはなさそうだけど、これは…初めての実習で緊張してるな。

「そこにゴブリンが一体居る。誰か一人で倒してみせなさい。」

 キース先生突然だな。実戦を踏まえてるから当たり前か。因みにゴブリンはアースに分類される。

「俺が行こう。…アイシクル。」

 クロノアが中級魔法で簡単に倒してみせた。

「クロノア殿下に続いて他の者も魔物を見つけたら倒すように。この森は初級の中でも比較的弱い魔物しか居ない。君達の実力なら死ぬことはない。大丈夫だ。ということで、目標は二体倒すこと!では解散!」


「アーススライムだ。よし…サンダーアロー。」

 少し歩くとアーススライムが居た。名前の通り土に分類される。あ、空中にふよふよとウィンドスライムが浮いている。こっちはウィンドに分類される。俺はこいつをファイアボールを飛ばして倒した。え、詠唱しないのかって?しても「キュ。」だ。鳴き声出すくらいなら無詠唱でする。わざわざ念話を使って詠唱する意味もわからない。

「ルヴィ、いつの間に。でもそっか。初級魔法でも良いんだよね。」

 シヴィ、笑って言うが、考えが甘いぞ。まだ緊張が溶けきっていないのか?

「剣術でも良いんだぞ?」

「そうだね。」

 苦笑いのシヴィ。大丈夫か?と思ったが、土のホーンラビットを剣を使ったウィンドカッターで倒して、無事目標の二体クリアしたシヴィだった。因みに俺はシヴィと同サイズくらいのトレントを見つけて、アイシクルで倒していた。トレントも土だ。土の魔物が多いな。他にもアーススライムとウォータースライムをサンダーアローで倒していた。沢山倒して経験値ゲットだ!

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