中国風架空歴史小説のアイデア 遼周庶(領収書)なき黄蔡飛(交際費)に何の存在価値があろうか
中国風架空歴史小説のアイデアについて書いてみました。
日本と同じ漢字国家。有効に利用しましょう。
2003.10.9記
舞台は「珍」という国。「大珍帝国」と美称されることもある。
皇帝の名は黄蔡飛。遼周庶という名臣がいる。初めて会ったとき、黄蔡飛は
「そなたが朕についてくれたことにより、初めて黄蔡飛はこの世に存在する意味 を もった。そう思うぞ」
と言う。
そして、先立つこととなってしまった遼周庶に向けて黄蔡飛は慟哭する。
「ああ遼周庶よ。朕を遺してなぜ先立つ。遼周庶あっての黄蔡飛ではないか。 遼周庶なき黄蔡飛に何の意味があろうや」
遼周庶以外の名臣として史家の三兄弟がいる。
長兄は史庸善(使用前)
次兄は史庸忠 (使用中)
末弟は史庸呉 (使用後)
この三兄弟。顔はそっくりだが、毛髪の量のみが違う。すなわち、
長兄の史庸善はつるつるの禿頭。
次兄の史庸忠はかなりうすい。
末弟の史庸呉はふさふさ。
この三兄弟には師というべき人物がいて、その名は楊蒙在(養毛剤)。
「珍」に敵対する国は「病」
皇帝の名は韓江偏(肝硬変)。
弟は韓摂徐(肝切除)。
有名な臣下は
姜秦勝(狭心症)。
史房桓(脂肪肝)。
張平則(腸閉塞)。
他の主要人物としては、
韓丹帥(肝胆膵)、
蒋華輝(消化器)、
胡休貴(呼吸器)、
鄭弓備(定休日)、
衛堯仲(営業中)、
糜茅肋(備忘録)、
糜洪濫(備考欄)、
曹賽宣(総裁選)、
金孤慶(禁固刑)、
諸季超(書記長)、
韓慈趙(幹事長)、
韓利丕(管理費)、
周漢司(週刊誌)
などなど。
要は漢字三文字の単語で、中国人風の漢字に置き換えることが可能なものを登場人物の名にして、歴史絵巻を描く。
ただそれだけのアイデアである。
また、その人物は元となったことばがあらわす属性をもつ、ということも 要件。
例えば、史房桓なら、常に右の腹に手をあてる。
姜秦勝は、時々苦しそう に胸に手をやる。
鄭弓備であれば、いつもさぼっている、
衛堯仲はいつも忙しそうにしている、というような。
「しょうもなあ」
と多くの人に思われるだろうが、私は気に入っている。
誰かが、このアイデアで書いてくれないかしらん。
2017.11.29追記
病名をこのような使い方をする、というのは、許されないですね。「病」はやめて、違う国を考えないといけないでしょう。