僕らの夢
初投稿です。
よろしくお願いします。
夢ってなんだろう……
将来なりたい職業?それとも、叶いもしない願望?睡眠中に見る幻想の世界?それとも、別の何か?
実際はどれも正解だろうし、どれも不正解なんだと思う。
自分が信じたものが夢と成り得るんだと思う。
「‘ユメ’ってさあ、何かな」
ふと、唐突にそんな事を思っていた。
「‘夢’?なんだよいきなり。お前らしくないな」
友人が少し驚いた様子で返事をした。
確かに俺らしくも無い。毎日をボケッと過ごし、意味も無く特に何も考えも無く過ぎ去って行く高校生の日々。夢なんてものは、考えても意味が無い。どうせ考えても叶えられなければ意味が無いのだ。夢について考えること自体が無意味なのだ。
「こうして過ごす日々に何か意味があるのかな?なんて事を思ってな。」
俺は、教室の窓から満天の空をぼんやりと眺めていた。すると、友人は溜め息混じりでこう答えたのだ。
「意味なんてないさ」
当然のように答えたが俺は、怪訝に思ったからさらに疑問を投げかけた。
「なら、どうして人は毎日を生きるんだ?意味の無いことになんの価値がある?」
問いかけたが、友人からすぐに答えが返って来た。
「それはな、‘夢’を見つける為だ。それは、何事にも勝る価値ある行為なんだ。」
「‘ユメ’?だからさ、それってなんなんだよ。」
一層分からなくなって来た。
「‘夢’ってのは、自分を信じる事だ。夢は何か具体的に決まったものがあるわけじゃない。自分を信じて来たものが夢になるんだ。それが、将来の夢だったり、幻想だったりしてもいい。何も信じられなくなったら‘死’と同じだ。」
自分の信じるもの…
何もなかった。そこには、夢になり得るものは何一つなかった。だからこそ…
「俺には、信じられるものは何もないんだ」
すると、友人は意外なことを言った。
「へぇ、それなら信じられるものを見つける為の日々を送ればいい。」
「そんなんでいいのか?」
俺は、慎重に返事を求めた。
「ああ、もちろんだ。夢を見つけるという‘夢’を手に入れることが出来るんだから。」
「‘夢’……か。俺でも見つかるかな?」
「もちろんだ。夢に向かって生き始めたんだからね。」
ようやく人生のスタートライン、赤ん坊と同じ土俵に立てた気がした。
ぶっちゃけ、制作時間2時間。
相当やっつけで作ってしまいました。
すいません。なんか書きたくなってしまったので。
それではまた。