第4章: 俺の下着改革が鉄製パンツで大混乱になるなんて!
試作品作りと新たなアイデア
下着改革部の活動が始まって数日。俺、佐藤悠斗は、なんとかこのカオスな部活に慣れてきた……気がする。部員たちは相変わらず個性的すぎるけど、なんだかんだで絆が深まってる実感がある。部室は校舎の裏手にあるボロいプレハブ小屋で、今日も埃っぽい匂いとカビ臭さが鼻をつく。少し湿った空気が肌にまとわりつき、俺の汗臭い匂いと混ざって重い雰囲気を作り出す。
俺は平凡な高校生そのもの。黒髪短髪で、顔立ちも特に目立つところはない。身長は平均的で、制服の白シャツと紺ズボンが地味な印象。肌は少し日に焼けた健康的な色合いで、部活で走り回ったせいか、腕にはうっすら筋肉のラインと汗のツヤが見える。部室の暑さで、額に汗が滲む。
麗華が部室の机にドンと資料を置く。彼女の黒髪ロングは高いポニーテールにまとめられ、風紀委員長らしい凛とした雰囲気が漂っている。紺ブレザーをピシッと着こなす姿は完璧そのもの。肌は白く、陶器のように滑らかで、頬にはほんのり自然な赤みが差している。彼女の近くに立つと、ほのかにフローラル系のシャンプーの香りが漂ってくる。
「佐藤! 前回の素材選びで白いコットンに決めたが、試作品のコンセプトをさらに進化させる必要がある! 新たなアイデアを出せ!」
「新たなアイデアって何だよ! 俺、裁縫なんてやったことないのに、セクシー下着作るだけで精一杯だぞ!」
「ふむ、確かにそうだな。では、私が新たなコンセプトを提案しよう! 下着改革の次のステップは『防御力』だ!」
「防御力!? 下着に防御力って何だよ!?」
麗華が目をキラキラさせながら続ける。
「下着泥棒から身を守るためには、下着自体に防御力が必要だ! そこで、鉄製の下着を試作品として作る!」
「……は? 鉄製!? 下着が鉄って何だよ! 履けるわけないだろ!」
「黙れ、下僕! 私のアイデアは完璧だ! 鉄製なら泥棒も手を出せない! 風紀を守るための究極の防具だ!」
麗華がドヤ顔で言う。彼女の白い肌が、夕陽の光でほんのりオレンジに染まる。彼女のフローラルな香りが、部室の埃っぽい匂いと混ざって、妙な空気を漂わせる。いやいや、鉄製の下着って、履いたら重いし冷たいし、絶対無理だろ! 麗華って、完璧主義のくせに、時々めっちゃおバカなアイデア出すよな……。
愛梨がニヤニヤしながら絡んできた。愛梨は金髪をゆるく巻いたロングヘアで、ギャルらしい派手なメイクが特徴。スカートは校則ギリギリの短さで、ネイルやアクセサリーがキラキラしてる。肌は軽く日焼けした小麦色で、ギャル特有のツヤ感がある。首筋には汗が光り、自信満々な立ち姿が彼女の存在感を際立たせている。彼女のバニラ系の香水が、部室に甘い空気を漂わせる。
「ねえ、麗華ちゃん、鉄製パンツって最高じゃん! あたし、ノーパンだけど、鉄なら泥棒も諦めるよね? ねえ、佐藤、あたしが試着モデルやってあげよっか?」
「ノーパンって言うな! てか、鉄製パンツなんて履けるわけないだろ! 試着モデルとかやめてくれ!」
「ふーん、でもさ、あたしがノーパンなの見て、顔赤くしてたよね? 鉄製でもセクシーだと思うよ?」
「セクシーとか関係ねえ! 鉄だぞ! 履いたら冷たいし重いし、絶対無理だろ!」
美咲が恥ずかしそうに口を開く。美咲は肩まで伸びる黒髪に、優しい雰囲気の癒し系。セーラー服の赤いスカーフが清楚さを引き立てる。肌は色白で、柔らかそうな質感。頬にはほんのりピンクが差していて、恥ずかしがり屋な一面が垣間見える。彼女の石鹸の清潔な匂いが、部室の埃っぽさを少し和らげる。
「ゆ、悠斗くん……鉄製って、確かに重そうだけど……泥棒から守るなら、いいアイデアかも……? 私、鉄は加工できないけど、布でカバーする部分なら作れるよ……」
「美咲、無理しなくていいぞ! 鉄製パンツなんて、履けるわけないだろ! 麗華、もっと現実的なアイデア出してくれ!」
麗華がムッとした顔で言う。
「現実的だと!? 私のアイデアは常に現実的だ! 鉄製パンツは風紀を守るための革命だ! 佐藤、お前が鉄を加工しろ! 美咲は布のカバーを作れ!」
「鉄を加工って何だよ! 俺、鍛冶屋じゃねえぞ!」
鉄製パンツの試作品作り
麗華がどこからか持ってきた鉄板をドンと机に置く。鉄板からは錆びた金属臭が漂い、部室の埃っぽい匂いと混ざってさらに息苦しい空気を作り出す。俺は呆然と鉄板を見つめる。……マジで鉄だ。どうやってこれを下着にするんだよ!
「麗華、これ、どうやってパンツにするんだよ! 鉄なんて曲げられないし、履けるわけないだろ!」
「ふむ、確かにその通りだな。では、鉄板を薄くして、布でカバーすればいい! 美咲、布のカバーを頼む! 佐藤は鉄を薄くする作業だ!」
「鉄を薄くするって何だよ! 俺、そんな技術ねえぞ!」
愛梨がニヤニヤしながら鉄板を手に取る。
「ねえ、佐藤、この鉄、めっちゃ重いね。あたし、ノーパンだから履くの大変そうだけど、試してみたいな? 泥棒もビビるよね?」
「ノーパンって言うな! てか、試すな! 鉄製パンツなんて履いたら怪我するだろ!」
「ふーん、でもさ、佐藤、あたしがノーパンなの見て、顔赤くしてたよね? 鉄でもセクシーだと思うよ?」
「セクシーとか関係ねえ! 鉄だぞ! 履いたら冷たいし重いし、絶対無理だろ!」
美咲がそっと鉄板に触れる。
「う、うぅ……鉄、冷たいね……。でも、布でカバーすれば、少しは履きやすくなるかも……。悠斗くん、私、頑張るね……」
「美咲、無理しなくていいぞ! 俺も、どうにかしてみるけど……」
俺は仕方なく、鉄板を薄くする作業を始める。といっても、道具なんてないから、部室にあったハンマーで叩いてみるだけだ。ガンガンと鉄を叩く音が部室に響き、金属臭がさらに強くなる。汗が額から滴り落ち、俺の汗臭い匂いが部室に充満する。麗華は「もっと薄くしろ!」と指示を出し、愛梨は「佐藤、頑張ってね!」とニヤニヤしながら見物。美咲は布を裁断しながら、時々俺を心配そうに見つめる。
数時間後、なんとか鉄板を薄くすることに成功。といっても、めっちゃ歪んでるし、履ける形には程遠い。美咲が布でカバーを作ってくれたけど、どう見ても鉄製パンツだ。麗華が満足そうに頷く。
「ふむ、悪くない出来だ! では、試着だ! 愛梨、履け!」
「えー、麗華ちゃん、鉄製パンツって重いよ? あたし、ノーパンだから履くの大変だけど、試してみるね?」
「ノーパンって言うな! てか、試着やめてくれ! 怪我するだろ!」
「ふーん、でもさ、佐藤、あたしがノーパンなの見て、顔赤くしてたよね? 鉄でもセクシーだと思うよ?」
「セクシーとか関係ねえ! 鉄だぞ! 履いたら冷たいし重いし、絶対無理だろ!」
愛梨が鉄製パンツを手に持つ。彼女の小麦色の肌が、鉄の冷たい質感と対照的だ。彼女が鉄製パンツを履こうとした瞬間、部室のドアがガチャリと開いた。そこに現れたのは、俺の妹、佐藤彩花。彩花は中学生だけど、俺の通う高校に時々遊びに来る。ツインテールに赤いリボンを結び、セーラー服が可愛らしい。肌は透き通るような白さで、頬にはまだ幼さが残る柔らかな質感。ぱっちりした目がチャームポイントだけど、今はヤンデレモードで目がギラギラしてる。彼女が近づくと、ほのかにミルク系のボディクリームの甘い匂いが漂ってくる。
「お兄ちゃん! やっと見つけた! 彩花、今日お兄ちゃんに会いたくて我慢できなくて、学校に来ちゃった!」
「彩花!? 何でお前がここに!? てか、今めっちゃ危ない状況なんだから帰れ!」
「えー、彩花、お兄ちゃんと一緒にいたいもん! ねえ、お兄ちゃん、この部活何? 下着改革部? 何!? お兄ちゃんが女の子たちと鉄のパンツ作ってるなんて、彩花、許せない!」
彩花の目が一瞬で暗くなる。彼女の手には、なぜか裁ちバサミが握られている。彼女のミルク系の匂いが、部室の金属臭と混ざり合い、妙な緊張感を作り出す。……何!? 彩花、どこでそんなもの手に入れたんだよ!
「彩花、落ち着け! 俺、鉄のパンツなんて作りたくて作ってるわけじゃねえよ! 無理やり巻き込まれたんだ!」
「お兄ちゃんがそんな目に遭ってるなんて……。彩花、この部活、潰してあげる! お兄ちゃんは彩花だけでいいよね? ねえ、お兄ちゃん、彩花のこと、愛してるよね?」
「いや、愛してるって何だよ! 彩花、ヤンデレ発動するのやめてくれ!」
鉄製パンツの試着と大混乱
愛梨が鉄製パンツを履こうとする。彼女が鉄製パンツを手に持つと、冷たい鉄の感触に「ひゃっ、冷たい!」と叫ぶ。鉄の重さでよろめき、部室の床にドンと音を立てて倒れる。
「うわっ、重い! あたし、ノーパンだから履くの大変だよ! 佐藤、助けて!」
「ノーパンって言うな! てか、助けるも何も、履くな! 怪我するだろ!」
「ふーん、でもさ、佐藤、あたしがノーパンなの見て、顔赤くしてたよね? 鉄でもセクシーだと思うよ?」
「セクシーとか関係ねえ! 鉄だぞ! 履いたら冷たいし重いし、絶対無理だろ!」
彩花がヤンデレモードで叫ぶ。
「お兄ちゃん! ノーパンのお姉さんが鉄のパンツ履いて目立ってる! 彩花、許せない! 切り刻む!」
「彩花、落ち着け! 愛梨は履けてすらいねえよ!」
その時、部室のドアがガチャリと開き、黒川冥が現れる。彼女は黒いロングヘアを無造作に下ろし、暗い目つきが印象的。制服はダメージ加工されたデザインで、袖口や裾が不規則に裂け、ボタンがいくつか取れている。肌は病的なまでに白く、血の気が引いたような質感。目の下にはうっすらクマがある。彼女の制服から漂うインクと金属臭が、部室の鉄の匂いと混ざり合う。
「……鉄製パンツ……? 私のパンツを盗んだ犯人がこんなものを……切り刻む……」
「冥、落ち着け! 俺たち、犯人じゃねえって! 鉄製パンツは麗華のアイデアだ!」
麗華が顔を真っ赤にして叫ぶ。
「風紀が乱れる! 愛梨、鉄製パンツを履くな! 佐藤、なんとかしろ!」
「なんとかって何だよ! 俺にどうしろって言うんだ!」
美咲が慌てて愛梨を支える。
「愛梨ちゃん、大丈夫!? 悠斗くん、鉄、冷たいから気をつけて……」
「美咲、ありがとう! 俺も気をつけるけど……」
部室は一瞬にしてカオスに。愛梨が鉄製パンツでよろめき、彩花が裁ちバサミを振り回し、冥がハサミで切り刻もうとする。麗華は「風紀が乱れる!」と叫び、俺はただただ呆然と立ち尽くす。部室の埃っぽい匂い、鉄の金属臭、愛梨のバニラ系の香水、彩花のミルク系の匂い、麗華のフローラルな香りが混ざり合い、頭がクラクラしてくる。
「俺の青春、これでいいのか!? いや、絶対よくないだろ!」