第11章: 俺の学園祭が魂の籠もった試作品で熱く燃えるなんて!
学園祭当日と試作品展示
学園祭当日がやってきた。水戸市内の公立高校の校庭は、色とりどりのテントや屋台で賑わっている。校舎の廊下からは生徒たちの笑い声や、体育館から聞こえる軽音楽部の演奏が響いてくる。秋の陽光がグラウンドを明るく照らし、風が運ぶ焼きそばやたこ焼きの香ばしい匂いが校庭に漂う。校舎の廊下の床からはほのかにワックスの匂いが漂い、秋の草の香りと混ざり合う。
俺、佐藤悠斗は下着改革部のブースで準備を進めていた。俺は平凡な高校生そのもの。黒髪短髪で、顔立ちも特に目立つところはない。身長は平均的で、今日は学園祭用のカジュアルな白いポロシャツとデニムパンツ。肌は少し日に焼けた健康的な色合いで、準備作業で汗ばみ、腕には汗のツヤが光る。実家は茨城の田舎にある豪商・佐藤家の本宅で、裕福な家庭に育ったが、田舎すぎて通学が大変だった。そのため両親が水戸市にマンションを建ててくれ、俺と妹の彩花はそこで二人暮らしだ。俺の汗臭い匂いが、校庭の賑やかな空気と混ざり合う。
下着改革部のブースは校庭の一角に設けられ、マネキンに履かせた試作品(白いコットン生地にピンクのフリルとレースがたっぷりの下着)が展示されている。ディスプレイ用の看板「下着改革部~快適さと可愛さの融合~」が掲げられ、美咲が追加で付けた小さなリボンが試作品をさらに可愛く見せている。試作品からはほのかに洗剤の爽やかな匂いが漂ってくる。
麗華がブースの前で客引きの声を張り上げる。彼女の黒髪ロングは高いポニーテールにまとめられ、風紀委員長らしい凛とした雰囲気が漂っている。今日は学園祭用に白いブラウスとピンクのスカートで、少しカジュアルな装い。肌は白く、陶器のように滑らかで、頬にはほんのり自然な赤みが差している。彼女のフローラル系のシャンプーの香りが、校庭の賑やかな匂いと混ざり合う。
「下着改革部のブースへようこそ! 快適さと可愛さを融合させた試作品をご覧ください! 風紀を守るための革命です!」
「麗華、めっちゃ張り切ってるな……。でも、下着のブースって、めっちゃ目立つぞ。恥ずかしいんだけど……」
愛梨がニヤニヤしながら絡む。愛梨は金髪をゆるく巻いたロングヘアで、ギャルらしい派手なメイクが特徴。今日はピンクのタンクトップとデニムのショートパンツで、学園祭の賑やかさに合わせてさらに派手な装い。肌は軽く日焼けした小麦色で、ギャル特有のツヤ感がある。首筋には汗が光り、彼女のバニラ系の香水が校庭の焼きそばの匂いと混ざり合う。
「ねえ、佐藤、この試作品、めっちゃ可愛いね! あたし、ノーパンだけど、履いて展示してもいいよ? 絶対目立つと思うよ?」
「ノーパンって言うな! てか、愛梨、マネキンに履かせてるんだから、お前が履く必要ねえだろ!」
美咲がそっと試作品を調整する。美咲は肩まで伸びる黒髪に、優しい雰囲気の癒し系。今日は白いワンピースに薄いカーディガンを羽織り、学園祭の雰囲気に合わせて少しおしゃれな装い。肌は色白で、柔らかそうな質感。頬にはほんのりピンクが差していて、彼女の石鹸の清潔な匂いが漂う。
「悠斗くん……試作品、みんなに見てもらえるの、ちょっと恥ずかしいけど……頑張って作ったから、嬉しいな……」
「美咲、めっちゃ可愛く仕上がってるよ。俺も、恥ずかしいけど、頑張るよ」
冥が静かにブースの隅に立つ。彼女は黒いロングヘアを無造作に下ろし、暗い目つきが印象的。今日は黒いタンクトップとダメージ加工されたジーンズで、学園祭でもダークな雰囲気を崩さない。肌は病的なまでに白く、血の気が引いたような質感。目の下にはうっすらクマがあり、彼女のインクと金属臭が微かに漂う。
「……学園祭……。私のパンツを盗んだ犯人がここにいるなら……切り刻む……」
「冥、落ち着け! 犯人探しはちゃんとやるから! 今日は学園祭楽しもうぜ」
美人アラサー先生の再登場と熱いエロ精神
ブースが賑わい始めた頃、担任で家庭科担当の美人アラサー先生、藤原彩乃がやってきた。藤原先生は30代前半で、ショートカットの黒髪に知的な眼鏡が似合う美人。今日はカジュアルな白いシャツとデニムのロングスカートで、学園祭の雰囲気に合わせて少しラフな装い。肌は白く、滑らかで、大人の女性らしい艶やかさがある。彼女が近づくと、ほのかにローズ系の香水の華やかな匂いが漂ってくる。
「佐藤くん、みんな、ブースを見に来たわ。試作品、素敵ね。学園祭の展示、許可してよかったわ」
「藤原先生、ありがとうございます! でも、めっちゃ恥ずかしいんですけど……」
先生が試作品をじっと見つめ、顔を赤らめながら言う。
「そういえば、佐藤くん、先週お願いした勝負下着、すごく良かったわ。デート、大成功だったの。先輩、めっちゃ喜んでくれて……その、もっとエッチなデザインの勝負下着が欲しいんだけど、また作ってくれないかしら?」
「……は? また勝負下着!? 先生、デート大成功だったなら、もういいじゃないですか!」
麗華が顔を真っ赤にして叫ぶ。
「藤原先生! 風紀委員長として、そんな依頼は認められません! エッチな下着なんて、風紀が乱れます!」
愛梨がニヤニヤしながら絡む。
「ねえ、先生、デート大成功って最高ですね! あたし、ノーパンだけど、もっとエッチな勝負下着作るの賛成だよ? ねえ、佐藤、どう思う?」
「ノーパンって言うな! てか、愛梨、賛成とか言うな! 先生、俺たち高校生ですよ! そんな依頼、無理です!」
美咲が恥ずかしそうに言う。
「う、うぅ……先生、もっとエッチなデザインって、私、恥ずかしいけど……先生が喜んでくれるなら、頑張れるかも……」
「美咲、無理しなくていいぞ! 先生、俺たちにそんなの作れるわけないですよ!」
冥が静かに呟く。
「……エッチな勝負下着……。私のパンツを盗んだ犯人がこんなものを……切り刻む……」
「冥、落ち着け! 犯人探しはちゃんとやるから!」
藤原先生が顔を赤らめながら続ける。
「お願い、佐藤くん。あなたたちのデザイン、魂が籠もってるのを感じるのよ。熱いエロ精神が込められた下着って、なかなか見つけられないの。もっと大胆で、でも上品なデザインでお願い。学園祭の後でもいいから、作ってくれないかしら?」
「先生、そんな熱いエロ精神って何ですか!? 俺たち、そんな精神持ってないですよ!」
麗華が渋々言う。
「ふむ、藤原先生がそこまで言うなら、風紀委員長として許可しよう。だが、エッチな下着は風紀が乱れる! 上品さを保つデザインにしろ!」
熱いエロ精神とドタバタ
先生の依頼に、俺たちは再び試作品作りに取り掛かることになった。学園祭のブースを一旦彩花に任せ(彩花は「彩花、お兄ちゃんのブース守る!」と張り切って参加していた)、俺たちは部室に戻ってデザインを考える。麗華が「大胆さを出すために、赤いレースを使う!」と提案し、美咲が「透け感のある素材で、でも上品に仕上げられるように頑張るね……」と裁縫を始める。俺は「俺、裁縫できないから、素材選び手伝うだけだぞ」とサポートに回る。
愛梨が赤いレースを手に持つ。彼女の小麦色の肌が、赤いレースと対照的で、ギャルっぽさが際立つ。彼女のバニラ系の香水が、部室の埃っぽい匂いと混ざり合う。
「ねえ、佐藤、この赤いレース、めっちゃセクシーだね! あたし、ノーパンだけど、先生のために試着してみようかな?」
「ノーパンって言うな! てか、愛梨、試着やめてくれ! 先生に渡すんだから!」
美咲がレースを裁断しながら、恥ずかしそうに言う。
「う、うぅ……もっとエッチなデザインって、初めて作るから、恥ずかしいけど……先生が喜んでくれるなら、頑張るね……」
「美咲、無理しなくていいぞ。俺も、デザイン考えるの手伝うから」
数時間後、試作品が完成した。赤いレースをベースに、透け感のある素材で仕上げた大胆で上品な勝負下着だ。麗華が満足そうに頷く。
「ふむ、素晴らしい出来だ! 風紀委員長として、この試作品を認めよう! 藤原先生に渡そう!」
先生が試作品を受け取り、顔を赤らめながら言う。
「ありがとう、佐藤くん、みんな。魂の籠もった熱いエロ精神を感じるわ。次のデートが楽しみよ」
「先生、そんな熱いエロ精神って何ですか!? 俺たち、そんな精神持ってないですよ!」
愛梨がニヤニヤしながら言う。
「ねえ、先生、この勝負下着でデート楽しんでくださいね! あたし、ノーパンだけど、先生のデート応援してるよ?」
「ノーパンって言うな! てか、愛梨、先生に絡むな!」
先生が顔を真っ赤にして部室を出ていく。俺たちは学園祭のブースに戻り、展示を再開する。試作品は生徒たちに大好評で、「可愛い!」「欲しい!」という声が上がる。彩花が「彩花、お兄ちゃんのブース、めっちゃ人気だよ!」とニコニコしながら報告してくれる。部室の埃っぽい匂い、愛梨のバニラ系の香水、麗華のフローラルな香水、美咲の石鹸の匂い、冥のインクと金属臭が混ざり合い、頭がクラクラしてくる。
熱いエロ精神と絆
学園祭が終わり、俺たちは部室で一息つく。麗華は「風紀は乱れたが、下着改革部の知名度は上がったな」と満足そう。愛梨は「あたし、ノーパンだけど、学園祭楽しかったよ!」とニヤニヤ。美咲は「悠斗くん、みんなに見てもらえてよかった……」と優しく微笑む。彩花は「彩花、お兄ちゃんのブース守れてよかった! お兄ちゃん、大好き!」と抱きつく。冥は「犯人探し、期待してるからな……」と少しだけ心を開く。
俺は思う。確かにこの部活、カオスすぎるけど、こんなドタバタの中で笑い合える仲間ができたのは、青春って呼べるんじゃないか? ノーパンギャル、闇落ちヒロイン、ヤンデレ妹、完璧主義風紀委員長、癒し系幼馴染、そして美人アラサー先生の熱いエロ精神……。こんな変な仲間たちと学園祭を過ごす時間、悪くない。
「俺の青春、これでいいのか? ……いや、意外と悪くないな」




