4:従魔ができました
<改>4月3日
さて、スライムが仲間になったがこの世界には従魔というのがあるのだろうか、もしも無くてこのスライムが狩られてしまったら悲しい思いをすることになる。
そう思いながら依頼主のお爺さんに質問をすると望んでいた返答が得られた。
「従魔なら冒険者ギルドで認められておるぞ、元Bランク冒険者である儂がいうのだから最近になってルールが変わってないかぎり従魔にすることは可能だろう、ただし条件はあるがな」
お爺さん元Bランク冒険者だったんだ...道理で足が異様に速いわけだ。
自分はお爺さんの会話のなかに気になったことがあったのですぐに質問をした。
「その条件とはなにですか?」
お爺さんの返答を聞くと自分のスライムが満たしていない条件が必要だということがわかった。
「名前が必要じゃ」
自分はすかさずまた質問をする。
「自分のスライムは名前がないので従魔にすることはできませんか?」
するとお爺さんが教えてくれた。
「名前はつけることができるぞ、名前をつけられるのは魔物が気を許している相手だけなので、名前があるということが従魔が主に逆らわないということの証明にもなったりするのじゃ」
なるほど、名前はつけれるのか、このスライムは自分から従魔になりたいと申し出てきたので気を許しているだろう。
10分ほどかけてスライムの名前を考える。
「よし!お前の名前はスミだ!」
その瞬間、家が光に包まれた。
目がチカチカしている、名前をつけた瞬間スミが光り始めたのだ。
それから30秒ほどすると光が消えた、すると、光が消えた瞬間お爺さんが僕に謝ってきた。
「すまん、魔物は名前をつけるとすごく発光するんじゃった、冒険者をやめてから半年もたつから忘れてたわい」
それからスミを見てみる、変わりがないように見えるがいつの間にかスミを鑑定していたお爺さんが訂正してくれた。
「スミは一見何も変わりがないように見えるがお主が名前をつける前と比べて3割ほど全体ステータスが上昇しておるぞ、儂の仲間の従魔も2割ほど上昇しておったからこれは名付けの恩恵だろうな」と言われた。
それから僕はお爺さんから依頼完了の札を受け取った。
こうして初めての依頼は従魔という仲間を得て終わったのだった。
最後まで読んでくれた人ありがとうございます!
退屈しのぎに書いていますので見所があまりないかもしれませんがもし気に入ってもらえれば、
いずれだす次回を見てほしいです!