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俺はイクメン高校生

ギャグ全振りしたの書きたくなったので書いた。

 俺はイクメン高校生だ。


 ちょっと待って!?そこの110に電話かけようとしてる人、お願いだからちょっと待って!


 ふぅ。危ない危ない。流石にこの歳で前科持ちはキツい。っとそうじゃねえ。確かイクメンについての話だったな。

 実はだな俺が11歳の時、つまり小学6年生の時に弟が生まれたんだ。そして俺は新しく増えた家族を受け入れられず……なんて事はなくすんなり弟の存在を受け入れた。なんなら猫可愛がりした。


 だが、異変は俺が中学2年性の時に訪れた。それは


『ねぇ燈也。あなたは幸春の事好き?』

『……?好きだけどどうしたの?』

『……幸春のこと、お願いね。あなたもしっかり休むのよ』

『え?……ちょっと待って!お母さん!』


 そして母さんは居なくなった……







 なんて事はなく次の日の朝キッチンで朝食を作っていた。


『え?なんでいるの?』

『?ここが家だからだけど?』

『ん???』

『それにしても久しぶりの夜勤は疲れたわぁ。あ、朝ごはんできたから食べてね。私は寝るわ』

『え?……うそ、はぁ!?』


 そう、母さんは家を出て行ったとかじゃなくて看護師として復職しただけだった。

 我が母ながらマジで紛らわしい。

 あの時は本気でキレそうになったよ。みんなも想像してみて?母親が夜逃げするかのように出て行って、その後誰かに相談することもできず静かに枕を濡らす……そして朝起きたら母親がいて、よく聞いたらただの勘違い。……やっぱりあの時怒った方が良かった気がする。


 まぁもう過ぎたことだから許してやった。たまにコーヒーに入れる砂糖を一個減らすイタズラをかけるぐらいしかやってない。母さんは大の甘党なのだ。


 それでだ、母さんが働き出したのは俺の学費を稼ぐためなんだと。弟の幸春が生まれたことで色々とこれからお金がかかるし、俺も高校進学その次は大学だ。そりゃ仕方がないってことで俺も納得し、カメラマンの父と救急救命の看護師である母さんがいない間俺が弟の面倒を見ることとなった。

そして俺は一言物申したい。


 ……母よ、なぜ一番忙しいところに配属されたのだ、と。


 まぁそれは置いておいて、こういう経緯があって俺は弟の面倒を見ながら受験をし、まあまあな高校に入り、留年することもなく普通に高校二年生に、幸春は年長さんになった。


 そして、これからも変わらず穏やかな日常が過ぎていくのだと、そう思っていたんだ。



先に言っておく。ヒロイン登場は4話からだから。それまで待ってね。

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