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じゃんけん、再マッチ

俺と王子は情報収集のため、またパーティ館へ戻って来ていた。

パーティ館は、先程とは違うメンツだったがやはり十人十色でたくさんの人がいる。


ちなみに、2人組のマッチョはいなくなっていた。

一安心。

じゃないじゃない!あの二人の事はもうどうにもならない事だ。切り替えていこう。


「もう1回じゃんけんで決めよ!」

「分かった」


王子の提案でまたじゃんけんで勝敗を決め、勝者の指名した2人組とパーティを組むことにした。


「じゃんけん……」


自分で言うのもなんだが俺は頭が回る。


だから俺レベルになるとじゃんけんなんて少し考えたら必ず勝つことが出来る。

確か王子は前回チョキを出した。

人間というのは重要な場面で普通は2回連続は出さないんだ。

だとしたらグーかパー。


つまり……俺はパーを出したら負けることは無い!!


「ポン」「ぽん」


俺はもちろんパー。そして王子は……



チョキだった。


「へ?」

「やった〜!!勝った!!」


その日人類は思い出した。

ヤツらに支配されていた恐怖……ではなく王子がバカだということを。


「じゃあ〜……あの人たちかな!」


王子が指さしたのは、全身を甲冑で覆い、顔に仮面をつけている2人組だった。

明らかに強そうで異様なオーラがある2人。


何人たりとも寄せ付けない雰囲気を醸し出している彼らに王子は早速駆け足で話しかけに行く。


俺はあんまり乗り気じゃないので少し遠くからその様子を眺めていた。

話しながら、チラチラと俺の方を確認する王子がかわいい。

程なくして王子は俺の方に大きく腕で"丸"とサインを送った。

そしてすぐ、何故か王子だけが俺の方に駆け戻って来た。


「なんか二人共シャイだから先行ってて欲しいって!」

「先?」


「あ、ごめん!言うの忘れてた!あの二人クリア条件も教えてくれて、それが()()()()()()()()っていうモンスタークエストをクリアしたらいいらしいんだよね」


なるほど。だから先酒場行っててくれって訳か。

モンスタークエストだったら……まぁまぁギリほんとだと信じれるラインだな。


「じゃあ行こうか」


パーティ館を出て酒場へ向かった。


この時にはもう気がつくべきだったんだ。

そんなにすぐに人を信じてはいけないということを。


そして……


無限というこのゲームがそんな簡単に攻略できるわけが無いということを。


-酒場


「すみません。非常に申し上げにくいのですが……」


俺はバカだ。

人生においてもゲームにおいても……




……負け組だ。


アンジュが真剣な眼差しで言った。


「そんなクエストはミゼラブルにはございません」


--続く

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