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ドゥープレックス ビータ ~異世界と日本の二重生活~  作者: ルーニック
第十章 夢の聖剣
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閑話 美麗の思惑違い/はじめの一歩

()()()! 優先順位を考えろと言っているのよ。判るかしら!」

「は、はい」


 あっと、少し頭に血が上ってしまったようだわね。

 

「あなた方の業績が上がれば考えなくもないから自分達の仕事がきちんと出来てからにして頂戴」

「畏まりました」


 ここは私が新たに執行役員待遇で見ている西園寺物産。 主にトレーディング業務と事業経営・事業開発を行っており、金属・エネルギー・機械・化学品などあらゆる商材を取り扱っている。

 執行役員は会社法上の役員には含まれず、各企業が任意に設置するポジションなので業務推進に必要な人が割り振られるけど私の場合は西園寺財閥総帥の孫娘なのでちょっと特別なのよ。ここでは取締役よりも上の立場ね。


 ここまでの大きなグループ企業になるとそこに胡坐をかき役に立たない上層部の人間も多い。役に立たないだけなら私も見逃すけどエセ良い事に力を注ぎ社の発展と逆の事を嬉々としてやっている者達はダメね。綺麗事を装いマスコミに顔を売っていい気になっているようだけど成果を数値で持って来なさいというのよ。あなた方が会社のお金を横領したりおかしなNPO法人などに寄付してバックして貰ったりしてるのは掴んでいるのよ。本当に役人達の監査は役に立たないわね。

 でも入れ替え人員を見極めて決めてからね。


 厳しい私に対して店舗毎の反対派もいてネットに根も葉もない私の酷い事を書きこんでいるのも掴んでいる。そういうおかしな人達の精算の為に私も参加させて貰ったから彼らも自分達の立場の危機を感じるのでしょうけどそんなことに入れる力をまともな事に使いなさいと言うのよ。

 内容はCSR絡みの話なので炎上しそうだからここでは詳しくは説明はしないわね。


 丁度いいわ。夢美から教わった魔法をここで試してみましょう。

 各支店に掲げている看板を新しくして裏に蛍光石をはめ込みルーン文字を刻む。

 丁度看板の文字の点の位置に蛍光石が出るようにした。


『~ノニントレビット~』


 これは『愛顧を得る』という魔道具だ。


 私の反対派の店舗の看板はそのままにして違いを確かめなくてはねw。

 子供っぽいと思って貰っても構わないけど試す為には仕方ないわ。

 まあ、おじいさまには説明しているけど子供のお遊びだと思ってくれればいい。

 見た目には看板の文字の一文字の点が蛍光石に変わったというだけだから判らないでしょう。

 まあ、はじめの一歩という所ね。


 物事を思惑通りに進める。これは仕事でも何でも同じだわ。


◇◇◇◇◇


 看板を取り換えた次の日から驚くような成果が表れた。ディーリングで良い話が数多く舞い込み事業開発も問い合わせが凄く増えている。取り扱っている商材は他社でも同じように扱っているのに何故か看板を取り換えた本社を含めその店舗にのみ集中した。


 半月過ぎ、月末の決算予定が報告されると看板を付け替えた店舗では業績が急成長し1.8倍~2.4倍に問い合わせが増え人手が足りない困った事になった。

 上層部が一時的なものと判断した所が多く私の指示を聞いた所だけ人員を増やし事なきを得た。

 私は緊急避難のつもりもあって社員を増やしたけど社員のみんなは私の強気のイケイケだと好評で各社の雰囲気も益々良くなっている。まあ私の思惑通りになって来たわね。やはり景気は気からだわね。


 逆に看板をそのままにした私の反対派の店舗では他が好調なせいもあってか売総が前年比87%にしか届かない予定でこれにはあきらかに異常な偏りが見られた。まあ頑張って経費でも減らして純利益を確保して頂戴。


 私は西園寺グループ総帥のおじいさまに呼び出され『魔道具』を試している事を説明した。

 おかしな事をして独占している訳ではないのにまさに顧客から『愛顧を得ている』だけなのだ。


 おじいさまはとても面白そうにしていて私に『これらを他でも試してみよ』と賛成してくれた。

 これは特別チーム『リフォルマティオ』による極秘事項となった。



 ここから魔道具の快進撃が始まった。


 西園寺物産の月の決算は予測を大きく上回る業績でトンデモない利益がありこれは私の思惑を大きく上回るものだった。

 西園寺物産だけでなくその調達先である他のうちの企業の様々な機械、ICチップ、事業現場などに品質保持及び安全祈願の導入を始めた。


 ICチップなどは初期の品質検査時点での初期不良でさえ驚く程に不良の数が減り、作業現場などの小さな怪我を含めほぼ0になった。


 これは一次的なバブル的現象ではなく看板にも品質保持を掛けているので簡単には終わらないわね。

 下手に勘ぐられると不味いので担当者は何も変わった事はしていないのに彼らの報酬を増やした。勿論商品価値も変わっていないためにマスコミのインタビューも全て禁じた。こういう面倒なのはおじいさまにお任せすればいいわね♪ てへっ。

 まだ純利益で数百億の増額にしかなっていないけど一番喜んでくれたのがおじいさまで『これが続けば独占禁止法にひっかかるかもしれんな』と笑いながら私に言って来た。


 いや、それは不味いわよ。でも何を以ってして独占などと言えるのかしらね。判る人がいたら教えて頂戴。


◇◇◇◇◇


 ようやく後任も決まり私の反対派だった店舗の上層部を業績不振の理由で入れ替えそれと同時に横領を行っていた者達を全て検挙してもらった。

 反対派が牛耳っていた店舗の看板をようやく変え直ぐに業績は回復しただけでなくこれらの店舗も業績が良くなった。

 

 他の関連企業も私を執行役員に迎え自由にさせると業績が上がると西園寺グループ内で商売の女神様として有名になって来た。


 こ、これは少し私の思惑が外れたわね。

 ここまでとは思わなかったわ。


 約束通りにNPO法人や福祉系の一般社団法人への寄付を、対象により倍増から5倍増にまで増やす。但し条件として全会計をうちの監査を通すという簡単な事を実施して貰うようにするとなんと7割もの団体が寄付を断って来たのだそうだ。領収書に個人名などが含まれているので出せないとか会計の手間が増えるという理由だそうだけど、個人情報は黒塗りで構わないし一般の会社員はどこでもやっている簡単な事だと説明してもダメだったそうだ。

 今までどれだけ杜撰な会計をしていたのかと私は頭が痛くなり、そんな能力もない者達へ貴重な稼いだお金は出せないと西園寺グループ全社に該当する団体への寄付や協力を一切禁じた。



 私の対策は今では国内の産業スパイや海外のスパイ達が数多く付け狙っている。部下の櫻井達が毎日のように忙しく動き回っているようだ。以前私が誘拐されてから護衛も増えたけどこのままでは足りないのでおじいさまに増やして頂いた。まだ私が動いている事までは掴まれていないでしょうけど特別チーム『リフォルマティオ』が絡んでいる事は把握されているようだ。担当者の報酬を増やしているので今のところ彼らの功績だと思われている。


 夢美の護衛ももっと付けなければならないわね。

 これが出来るのは夢美と私だけだから本当に危険だわ。


 しばらくして産業スパイが何店かに忍び込み荒らされたようだけど大きな被害はなかったようだ。


 そんな中、櫻井から緊急の連絡が入りネットのアンダーグラウンドで『看板の一文字を蛍光石にすると業績が上がるらしい』という噂が流布されていると報告があった。


 しまった。表から魔法を掛けやすくするために表に出したけど以前の看板と比較されたのね。

 他のICチップの記号や機器の製造番号に似せた刻印はまだ気が付かれていないようだ。


 ネットのアンダーグラウンドにガセネタだという逆の情報を流して緩和する。


 夢美に何か対処が出来ないか相談してみようかしら。



 その前に来週の決算で執行役員としての特別報酬が夢美に振り込まれたらどんな顔をするのか見物だわねw。毎年成長していると言っても理論的予測値の範囲を超えた分はやはり夢美に少しは清算してあげないとね。


 明日、新しく工場に設置する看板の噂が裏社会に流され荒事になると予想される為警備会社でなく櫻井に運んでもらう事となった。


◇◇◇◇◇


 水無瀬(みなせ) (はじめ)は今日から西園寺財閥の孫娘美麗の護衛に加わった優秀な人材だ。

 教育係の櫻井につく初仕事だ。適正が判断されレベルが上がるまでは余り詳しい事は知らされない。


「櫻井さん。なんで警備会社に頼まないんですか?」

「ハジメくん、ちょっと荒事になりそうな感じだから警備会社の人が可哀想でしょ」

「ぼ、僕達は、、、」(可哀想じゃないんすか)

「今回はおそらくチーロンハイという組織が狙っている」

「あ、あの国のヤバイ人達ですよね」

「ほー良く知ってるな。流石うちの試験を合格しただけはあるよ」


 か、帰りてー(水無瀬)


 車は櫻井先輩ご自慢のN社の新車で超高級なレーシングタイプ。レーシングシートに身体がすっぽりと収まる。

 恐らく2速程度なのに信じられない加速が味わえるが櫻井先輩は『道交法を守るよ』と言っている。


 単純に新しい看板を地方の工場に運ぶだけなのに何でここまで危険なのか良く理解は出来ないけど運送会社や警備会社に頼めないという事はかなり重要な物なのだと思う。


「早速お出でなさったようだね。しっかり捕まってて」


 ひっ!

 櫻井先輩が追跡車を確認したのかいきなり加速した。これは、、、。


「ど、道交法違反になりませんか? 緊急避難ですか?」

「いや、これは向こうが悪で我々は狙われている訳だから正当防衛だね。よく覚えておくといい」

「は、はい」


 わー!

 めちゃくちゃ細い脇道に入り車幅ギリギリの細かな道を爆走する。

 追いかけて来た車もついて来るがあちこちに擦っているようだ。

 まるで映画のカーチェイスのような事が始まった。

 確か櫻井先輩は相当なライセンスを持っていたはずだがさすがにこのスピードはちょっと怖い。


 裏道から抜け高速へ入った。

 さっきと別の車が猛スピードで追いかけて来る。2台追いかけてきているようで向こうの車も相当な加速で来る。


 ここまで速いのに幅寄せして来た。

 それに合わせて櫻井先輩もハンドルを操作する。

 グン!

 うわっ!

 高速を走る他の車がまるで止まっているかのように見えた。

 や、やばいな。


 高速の出口へ向かったけど先で検問のように車が止められて少し渋滞している。

 

「チッ! 新車なんだけどなぁ」


 ガガガガッ!

 櫻井先輩が脇の歩道に乗り上げ銃を構える人達を通り抜けた。


 ズガーン!


 後ろで何かが爆発する音がした。

 こ、ここは本当に日本ですか?


 左右に車を振って加速する。


 ズキュン、ズキュン!

 銃声だよ。この車に向けて撃ってるよ。もうボディーガードの域を超えていると思うんですけどー!


「くそっ! あいつらタイヤを外してバンパーに当てやがった。日本なのにやりたい放題だな」


 いや、この状況で避ける方が難しいと思います。ってかこれ海外ならいいんすか?


 遠くでパトカーのサイレンが聞こえた。


「全く、警察は遅すぎだろ」

「そ、そうですね」


 櫻井先輩の運転のお陰で工場へ到着し僕達は特別チームに看板を渡した。

 中に入れば警備も多いし取り付ければ簡単には取り外せないだろう。


「お疲れさん!」

 あれだけの事があったのに櫻井先輩は笑顔で言った。


 お、終わったー。


・・・。


 翌日、櫻井先輩は『ちょっとお礼に行ってくる』と外出しその日僕は雇い主の西園寺から特別ボーナスを沢山頂いた。なんか先輩の運転する車に乗っていただけのような気がするけどいいのだろうか?


 かなりハードなボディーガードになりそうでヤバイけど稼げるしあの可愛いお嬢様を守れるならいい仕事につけたのかもしれない。

 僕にとっての小さな一歩だけどいつか先輩のようになってお嬢様を守れるように頑張るぞ。

 

◇◇◇◇◇


「櫻井、看板を届ける件はどうだったの?」

「いくつかの妨害は入りましたがお嬢様の気になさるほどではありませんでした」

「そう。上手くやってくれたようね。良くやったわ」

「はい。ありがとうございます」


◇◇◇◇◇


 次の日、、、。


「何で夢美の周りにこんな男子まで沢山いるのよ」


 昼休みに夢美の所に相談に来てみたけど神宮さんまで一緒にご飯を食べてるなんてどういう事かしら?


「いや、みんな仲のいい友達だって。美麗こそなんでお昼に来たの?」

「あなたに話があったからよ。では先にわたくしもここでお昼にさせて頂くわ」


 メイドに指示する。

 あっという間にいつものように昼食が用意された。

 今日はカニ寿司飯に黒毛和牛のステーキ、小さな鍋に火が入れられたのは牛すき焼ね。冷製サラダとスープ、目の前のオードブルはカニのフライと唐揚げがメインだわ。全て作られたばかり。私の昼食に合わせて貰っている。


 わー。

 

 毎日特別に作らせている豪華なお弁当にみんな驚いているわね。


「こちらのおかずが詰められた出来立てのお重のオードブルの方ならいつも食べきれないから食べていいわよ」


 と言っては見たもののみんなおそらく私を気にして夢美すら手を出せないわね。

 壁を作られているようだけどこれもいつもの事なので気にせず私は自分の食事を始めた。


「なら、あざまる水産!」


 脇から手が延びてきておかずを摘んだ。

 誰!?


 あっ、、、。 

 

 あ、あり得ない! 片神無(かたかむな) 千里(せんり)


 片神無グループの孫娘がこんなところに来て何をやってるの!

 私は慌てて神宮 任那を睨んだ。あら? 任那も驚いているようだわね。

 片神無(かたかむな) 千里(せんり)は顔しか知らなかったけどこんな人だったの?


 夢美は『ギャルが来た』と呟いている。これは通話魔法?


「な、何をしに来たのかしら!」

「うん、さすが西園寺のお弁当。味の宝石箱や。リコピンいる?」


 麻呂か! と言うかその健康に良さそうな名前は誰!?

『ヒコがない』

 しまった、無意識に心の遠隔通話して夢美に突っ込まれたわ。


「誰なの?」

「千石 璃子ちゃんの事ですか?」


 夢美が答える。


「当たり~前田100万石」

「もうお昼食べてさっき出て行きましたよ」

「あ~遅彼氏。下がるわー」


『ギャルだ』(夢美)


「えっ、ってかこのチルい空間何? 何の話してるん? あたしも混ぜろし。みまっちもいるん?うれしみ〜」


『ギャルだ』(夢美)


 さっきから夢美が通話魔法で突っ込んでるわね。

 完全に油断してたわ。神宮 任那だけでなくこんなに直接のライバル企業グループの孫娘まで、、、。

 これは生徒全部を洗い直した方が良さそうね。


「あなたには関係ない事よ片神無さん」

「西園寺のお嬢マックス憤怒じゃん。やばたにえん。ってかみまっちと西園寺のお嬢様絡みあったんだ。お嬢様がくれるって言うからみんなも食べようよ。フォーク持って来て。後ピンモンとストローもよろ~」


 何故かうちの生徒が従っている。片神無グループの関係者なのかしら。


「あなたにあげるとは言ってないわ!」

「えっ! く、くれないの? 武士にゴーン?」


 何よ、そのあざとい顔つきは。

 ま、私もそこまで心が狭い訳ではないわ。


「別にいいけど少しは遠慮しなさい」

「了解道中膝栗毛。みんなも食べよ~」


『ギャルだ』(夢美)


 周りのみんなが手を出した。

 まあ確かにあなたのおかげでハードルが下がってみんなも食べやすくはなったわね。


「マジか! これめっちゃ美味ぇ~」

「こんなの食べた事ないよ」


「さすが美麗だね」


 珍しく夢美まで誉めてくれてるのは悪い気がしないわ。

 まあ驚く程のものでもないけど美味しかったわ。


「今日のデザートは何かしら?」

「本日は抹茶パフェカップとプチフルーツタルトでございます」

「そう。ではわたしはさくらとフリュイを。皆さんにも出してあげて頂戴」

「畏まりました」


 カタッ。


「何これ、スゲー!」

「これネットでバズってたやつだ。こっちの抹茶のは確か五千円位してた」

「こんなに小さいのに!?」

「み、美麗。わたしたちもいいの?」

「わたくしは食べるけどあなた達に出さない訳にもいかないでしょ」

「ありがとう。参考にするよ」

「だからそれは何なのよ!」

「いやこっちの話」


「っていうか何で片神無が食べてるのよ!」

「いや、いま西園寺が皆さんにって言ってた」

「上がるわー、こんなエモいの食せるなんて。うちもこの学校にするわ」

「何でよ! あり得ないでしょ」

「心狭ない? ダメな校則ないでしょ」

「それはそうだけれどうちが運営している私立だと判ってるのかしら?」

「判ってるて。今はうちの学校通ってるけどだるいし今度こっちに来たんやからしゃーないやろ」

「片神無は関西なの?」

「東京」


 何でやねん!


 もうカオスだわ。神宮に片神無。夢美と進めたいのに、、、。

 こんなに思惑通りにいかないなんて私としたことが、、、。


 でも、ここのみんながわたしの料理を摘まめたのも片神無のおかげかもしれないわね。

 ま、まぁ今日のところは許してあげるわ。


◇◇◇◇◇


「何であなたが部室にまで来るのよ。神宮も今日は関係ないわ」

「あっちの事?」


 なっ、そんな事言ってしまって。

 ま、まさか立場的に片神無にバラす訳じゃないでしょうね。


「みまっち、あっちて何? 教えろし」


 これで神宮任那が判るわね。


「いや、この三人の秘密だから教えられない」

「あーね、みまっちそう言う事言っちゃうんだ」


 神宮任那がドキドキしているのが手に取るように判るわ。


「判ったよみまっち。今日は諦めるわ」


 あら?


「何で諦めるのか聞いてもいいかしら?」

「うーん、、、? 約束なんしょ? なら仕方ないじゃん」


 片神無、、、。


 思惑と違ってちょっと先が思いやられるけど一応少しは信じられそうな人物だわね。



「ようやく二人になれたわね。夢美に相談よ、、、」


 

 地球で人類が最初に魔法と科学を融合したのは雷都だと思われがちですが実は美麗でした。

 ただ西園寺だけでやっていたので広まりませんでした。

 勿論グレースフェールでは色々と既にやられていることは御存じの通りです。


 若い頃の水無瀬くんにも出演して貰いました。

 千里は片神無ユーリのおばさんにあたります。

 千里はこの後ご想像の通り歴史研究部に入部します。

 美麗は夢美に教わった透明化の魔法で後に様々な対処をして産業スパイや海外のスパイと戦いますがこちらのご紹介はちょっと難しいかもしれません。


 次回:クマ

 お楽しみに♪


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