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ドゥープレックス ビータ ~異世界と日本の二重生活~  作者: ルーニック
第七章 悪夢の暗殺者
74/127

理想(意識)が高いだけでは何も出来ない

 ヴァルターがバーミリオン部隊を率いて中央に攻め込む。

 内戦になってしまうのか? ヴァルターの長い夜が始まる。

【ヴァルターの長い夜】

 領主ヴァルター率いるルントシュテットの装甲車や砲車が王城の前に数台到着した。

 夜、人々が扉を閉ざし陰から見守る中、装甲車や砲車のライトが眩しく王城への道を照らした。


 ヴァルターが連れて来た少ない兵=バーミリオン部隊の装甲車や砲車を扇形に並べどちらから攻められても充分銃撃が可能なように配置した。騎士団長のビッシェルドルフも参加しているが、これはバーミリオン部隊を統括するザルツの指揮によるものだ。


 王城の前には国の騎士団が並ぶ。


 何事かと事態を把握していない国王様(レクス)は尖塔師を配置しルントシュテットの言い分を確認するつもりだが、リーゼロッテの護衛の件であればこんな大掛かりな兵は出さないだろうと少し疑問を持っていた。



「血迷うたかヴァルター! そんなものに隠れてないで出て来い!」


 騎士団の先頭からしゃがれた大声が聞こえた。

 正面の騎士団を率いているのはザルダン・フォン・ザグレブ。貴族学院でヴァルターの3年後輩であるが剣技大会でヴァルターが敗れた事もある力自慢の大男だ。

 ザルツの仇敵であった兄の元イエルフェスタの騎士団長イゴールは野盗に身を落としソフィアが退治した。次男のガイールがザグレブの家督を継ぎこの三男は国の騎士団で怪力として通っている。



 少しはルントシュテットへの恨みもあるやもしれぬな。

 私は装甲車から上半身を出しライトに照らされるザルダンを見て大声で答えた。


「相変わらず目上の者に対しての言葉使いがなっていないなザルダン。目上の者にはもっと敬意を払うものだぞ」

「笑わせるな。血迷った反逆者に対して尽くす礼など持ち合わせてはいない」

「わたしは話し合いに来たのだ。其方は何故我々がここに来たのか判ってそこに立ちはだかっているのか? ならばこちらも容赦はしないが」

「何を言っている。お前が兵を引き連れて来た。故にここで食い止めるのが騎士団(われわれ)の役目だ」

「何も考えていないようだな。恐らく尖塔師もいるであろうから言葉を濁さず国王様(レクス)に申し上げるから其方らも良く聞け!」


 ・・・。


「我が身内が暗殺未遂にあった」

「何っ!」

「犯人は、ヴァルドヴィーノ第一王子、リーゼロッテ第三王女、イエルフェスタのアルノー次期領主、オレアンジェスはサクレールの次期領主ゲルフェルドだ。イエルフェスタのアルノーは既に勘当されている」

「な、なんだと、どういう事か!?」


「この者達がサイコトローピック・メディカメントの生育状況を確認している所に我が娘ソフィアとイエルフェスタのご子息達が出くわし、リーゼロッテ王女の護衛カトリーナ・フォン・フライタークに弓を引き絞り、狙いを定められたのだ!」

「な、、、そ、それは真か!」

「当家の護衛が幾人も確認し、他領の領主のご子息達も確認している紛れもない事実だ。わたしは国王様(レクス)にこの者達を引き渡すよう話し合いに来ただけだ」

「判った。弓で狙いを定めたのであれば言い逃れなど出来ない。其方の行動は正しい。わたしは其方につこう」

「つくも何もない。わたしはこの国の簒奪(さんだつ)に来た訳ではない。犯人を引き渡してもらいに来ただけだ。理解出来たのなら邪魔をするなザルダン!」

「わ、わかりました。お通りください」


 なかなかに頭の悪い者ではあったが、物事の判断は正しいようで助かったな。

 こんなもの事の良し悪しも理解出来ないようであれば国を守る資格などあろうはずもない。

 そしてここでこ奴らを蹴散らせばソフィアに怒られそうだ。


 騎士団が道を開け、ヴァルター達は王城の門の前まで到着した。


【国王執務室】


 ドサッ!


「わっ、誰か! は、早く、ゲートルード様を、、、」


 尖塔師の話を聞き、王妃ゲートルードが卒倒した。


 くっ! ヴァルドヴィーノとリーゼロッテまでそんなふざけた事をしていたのか。

 しかし子供達を引き渡せば間違えなく極刑ではないか!?

 な、なんて事を、、、。


 しかし国王様(レクス)は引き渡す判断が付かずにいた。

 宰相のファルク・フォン・ツェレウスキーが国王様に進言する。


国王様(レクス)、まだご子息達は戻っておりませぬがこのルントシュテットの言い分は確かなもの。公爵の身内に弓の照準を合わせたとなれば、これはもうその罪を償いようがございません。正式に謝罪の上、お二方共ここでお切り下さい」

「黙れ! ファルク宰相。ヴァルドヴィーノ様はこの国の次期国王だぞ」

「ケント伯、自国民に対して、ましてや公爵家の者に対して弓の照準を合わせるという重罪を犯したものが国王になどなれる訳はございません。罪をお考え下さい」


国王様(レクス)、狙っただけで矢を放った訳ではありませぬ。市民への言い訳はなんとでもなりましょう。ここは騎士団でルントシュテットの者達に思い知らせてやりましょうぞ」

「ケント伯はルントシュテットの兵力をご存知ないのか!? 貴方のように理想や貴族の特権意識が高いだけでは現実には勝てませんぞ。彼らの攻撃を受ければこの王城などひとたまりもないのだぞ」

「そんなバカな事があってたまるか。この国の騎士団がそこまで劣る訳はなかろう」

「もう騎士団は先方の言い分で道を開けておる」

国王様(レクス)! 今一度騎士団に命じ今ここで奴らを退治するしかありませぬ」

「ま、まってくれケント伯、宰相。少し考えさせて欲しい、、、」


 しかしヴァルターは時間を与えてはくれなかった。


◇◇◇◇◇


国王様(レクス)。聞いていらっしゃるのでしょう。直接お話できませんか?」


 しかし国王様(レクス)には今、その勇気はなかった。

 尖塔師が答える。


「無理だそうです」


「判りました。こちらの要望は至極簡単。今申し上げた重罪人の引き渡しをお願いしたい。猶予は戻られた即日。これをお約束して頂きたい!」


「ま、待って欲しいとのことです」


「ご返事を待つ事は出来ません。国王様(レクス)の身で悪事をかばいなさるか! 我が国王様(レクス)はそんな卑劣漢であったのでしょうか!!」


「ビッシェルドルフ、ザルツ。砲車であの武器庫塔を狙え」

「はっ!」


国王様(レクス)。あと五分程待ちましょう。五分後に武器庫塔を砲撃致します。付近にいる者の全員退避をお願いします」


◇◇◇◇◇


「武器庫塔を砲撃!! 国王様(レクス)! ご決断を!」

「い、いや、、、」

国王様(レクス)! あのような者に屈してはなりませぬぞ」

「ケント伯はまだそのような事を、、、。 間に合わん、至急武器庫塔付近から全員を退避させろ。持ち出しなどしている時間はない。緊急だ!」

「「はっ」」


 ダダダッ。


 兵士達が駆けていく。


◇◇◇◇◇


「時間だ。撃て」


「撃てっー!」


 ザルツの大声が響きわたる。


 ズガッ!


 ズガーン。ガラガラガラ。

 大きな砲弾が武器庫塔に命中し、一撃で塔が全壊した。


「「おおー!」」

「こ、これは、確かに戦とは呼べぬなビッシェルドルフ」

「ソフィア様のご心配も理解出来るというものだヴァルター」

「ええ、これは出来るだけ使わぬようしたいものです」


◇◇◇◇◇


 ズガーン!


 ビシッ!

 ガラガラガラ。

 執務室から丸見えの武器庫塔が一瞬で爆音と共に崩れ落ち、その破片が執務室のガラスを幾つも割った。場所も含め目視可能なこの武器庫塔を狙ったのはヴァルターの国王様(レクス)に決断を促す為の計算だ。


「あっ、あ、あ、、、」


「ケント伯、あれがルントシュテットの力だ。我々は足元にも及ぶまい。次の一撃があればこの城も崩れ去るだろう。逃げ出すなら今だぞ」

「うぅっ・・・」


 ケント伯は腰が抜け動けなくなったようだ。

 

国王様(レクス)! このまま悪事に加担するようなおふるまいはお命の危険ですぞ」

「悪事だと! い、いや、宰相。すまない。わ、わかった。ヴァルターに戻れば即日引き渡すから兵を引き館で待つよう伝えて欲しい」


「畏まりました」



 ヴァルターは国王様(レクス)の指示通り、そのままルントシュテットの館まで兵を引き参加した皆を慰労した。

 ルントシュテットへ連絡を入れ国王様(レクス)が犯人達を引き渡す事を約束したと伝えた。

 監視は続けさせたものの、ヴァルターにとってようやく安堵する事の出来た長い夜だった。


 この日は、ルントシュテットの兵器を知らず、上司の命令で武器を持ち出そうとした2名が死亡しただけだった。

 この話は内戦を回避し国王様(レクス)に正義の決断させたヴァルターは「ヴァルターこそ正義」と後にグレースフェールの語り草となる。



 年末の押し迫った数日後、何も知らずに馬車で戻ったヴァルドヴィーノ一行は全員が王城で拘束され正式にルントシュテットへと引き渡された。

 この件でゲートルード王妃は完全に失脚し呆然としたまま、残された第一王女エルフリーデと共に実家のあるグレグリストで蟄居し事実上の離縁となり、第2王妃のアドリアーヌが正妻の座に収まる事となった。


 ヴァルターは国王様(レクス)と話し合った後、正式なルントシュテットの裁判に於いて、カトリーナ・フォン・フライタークは一族四裂き刑でフライターク家は取り潰し、オレアンジェスのゲルフェルド・フォン・サクレールはイエルフェスタのアルノー同様に慌てて実家に勘当され、家督は事なきを得、第一王子、第三王女も同じく引き渡された時点で国王様(レクス)から勘当の身となった。


 この四名の元貴族は、、、。

 本来は一族四裂き刑である。


 下手をすれば、身内に弓の照準を合わせた殺人未遂の重罪人に対し、上の立場におもねるおかしな裁定をしたと民に不信を抱かれかねないヴァルターの裁判であったが、国王様(レクス)とソフィア並びに同じく狙われたイエルフェスタのエミリアの嘆願でその場での処刑は免れたが、一生地下牢から出る事のない中央の王城地下牢での無期懲役刑とされた。


 フライターク家の他領の貴族への裁判であるため国王様(レクス)がこのヴァルターの全ての裁定にサインした。

 

 文字通り無期が適用され、彼らはもう二度と太陽を見る事はないだろう。


 その後国王様(レクス)は全ての公用をキャンセルし馬車でルントシュテットとイエルフェスタに出向き、ソフィアとエミリアに対し親として誠意を込めて謝罪をし、死罪でなくそれも王城地下牢での懲役刑にしてくれた事に感謝を述べた。


 仮にこの事実がうやむやにされれば、今後ルントシュテットと中央が真の意味で協力し合うことなど不可能だっただろう。


「自分の子供達すらまともに育てられないのに国を統治する能力などあろうはずもない!」

 とダルーン・サンレグリアが在位中に多くの国民からの支持を失ったのはこの時だったが、この時の謝罪が民の気持ちの上で国王様(レクス)を続けることをかろうじて認めるものであった。


 冬の始まりの寒い日だった。


 年明けの王族主催の貴族を集めた新年会が数年ぶりに中止となり中央は静かな年末を迎えた。


◇◇◇◇◇


 ・・・。


「ならぬ。ミスリア」

「しかし、お祖父様何故、、、以前は辞するようにわたくしに、、、」


「其方が躊躇なく姫様に飛び込み、姫様も全く恐れていない姿を見たからじゃよ。判らぬか。姫様は其方を信じておる。

 リバーサイズ家はルントシュテット家に忠誠を誓っておる。其方は前にも姫様をお守り出来ず逆に命を救われ、更には身内からあのような者を出したのは末代迄の恥じである。


 いや、ヴィルヘルムのように慢心を鉄拳で諭すなどわしのやり方も悪かったのやもしれぬ。心が通じ合えず、あんな酷い醜悪な顔をした孫を見るとは思わなんだ。

 故にもしも其方が自分は未熟で護衛としての力が足りず、心から辞めたいと望むのであればわしは止めはせぬ。他家に嫁ぎ子をなすなり何なりとすればよい。


 他者に責められる事はあっても姫様の価値観ではヴィルヘルムは責めても、我らを責める事はないであろう。

 しかし、ここで姫様の護衛を辞すれば姫様にとってリバーサイズ家のミスリアという騎士はマイナスでしかない。

 ここから姫様のお力になるのは至難であろう。周りからも悪し様に言われよう。


 わしが思うに其方は姫様の護衛を辞するのではなく辛くとも命をかけ姫様を守る事こそが道。他者になんと言われようとも其方は正しく生きる事が大切なのではないか?

 其方が他家に嫁ぎ子が出来たとして、その子に他者の言で諦める事を教えるのか?」


「いえ。、、、そんな事は出来ません。解りました。命に代えましても」


 ミスリアの表情が以前に増して決意のこもった顔になる。


「うむ、その顔こそリバーサイズ家の者の顔じゃな」


 ・・・。


 物陰でヘルムートが聞いて安堵していたがそこにソフィアが現れた。

 

『ヘルムート♪』

『わっ! ひ、姫様』

『ミスリアは大丈夫そうですね』

『は、はい』

『でも、これでまた婚期が遅れそうだからヘルムートも頑張ってね♪』

『姫様、な、何を、、、』

『むふふふ~』


◇◇◇◇◇


 新幹線では眠かったけど帰って来たら目が冴えちゃったよ。

 今日はレクリエーションだったので美鈴先生の家庭教師はお休みだよ。

 夕飯までもう少し時間もあるし先に寓話だね。


 童話は子供達用のお話だけど、寓話は寓意の込められた話の事で、俗に言う「教訓」や「風刺」が込められたものだ。この教訓を元に子供達を正しく導く事が出来ればと思っているよ。


 私の家には、両親が兄の為に買った『世界名作劇場集』という10冊の絵本がある。兄のお下がりが私に来て、子供の頃母に何回も読んで貰った本だ。

 私は小さな頃にこれが大好きで、幼稚園に1冊頑張って持って行くと、その本を先生がみんなと一緒に読み聞かせてくれたりもした教材にもしてくれてたものだよ。


 あった。これだ。結構大きな本だったと思ってたけど今見るとちょっと小さいね。記憶と違うのは私が成長したんだねw。


 この『世界名作劇場集』は、1巻がアンデルセン物語、2巻がイソップ物語、3巻がグリム童話、4巻が日本昔話、と続いて行き10巻はアラビアンナイト物語というものだ。

 毎月兄の所に1冊ずつ届いて、アの次がイだから、3巻のウは何かな? って兄が言ってたそうだw。


 読んでもらっていた当時は知らなかったけど今はグリム童話や日本昔話なんて本当の話はもっとダークな話だったなんていう事も知っているものもある。

 やはり寓話として良いのは、イソップ寓話だと思う。これらは全部著作権が切れていて違反の心配はないよ。いやこっちの世界の話だけど、、、。


 表紙を開いて少し解説的な小さな字の部分を今読んでみると、イソップ寓話はギリシャのイソップが話したとされる物語だそうで、彼が本を執筆したのではなく話しただけで後の人が物語を本にしたようだ。

 イソップの寓話には動物の性格や行動をベースにしたものが多いよね。仮に普通にギリシャの人の名前を使って、それが真実であったとしても話にしたりするとすると何かと波風が立つからね。今のSNSの炎上なんかと同じかな。この人相当頭がいいよね。


 動物も見た目や連想されるイメージが主体で、例えば、ライオンは強い、狐はずる賢い、ロバはおっとり、狼は残酷などのイメージから人生訓に繋げる話を作り出している。結構な数があったと思う。


 なんとなくだけど、これどこの国の人でも、どんな立場の人でも誰でも共感できてしまう所が凄い。

 しかもその人達が人間社会にいそうな事も面白いよね。



 あっ、ネットで調べてみると日本にこれが来たのは、16世紀にキリスト教布教の為の教則本として『伊曽保(いそほ)物語』として仮名本として出回ったのが最初らしい。


 おおー、なんかこれ本当に偶然だけど、つまり私、大正解だよね。当時は大人達にも説いたのかもしれないけど、子供達に本当にうってつけかと思う。


 私はおぼろげに覚えている話を確認するように、絵本を見ながらタイトルと要点をストーリーのある4コマ漫画のように記述しながら覚えて行く。


 例えばとても有名な「猫の首につける鈴」などは、

 ・ネズミ達は猫に酷い目い会わされている。

 ・ある日ネズミ達が集まって相談をする

 ・若いネズミが「猫の首に鈴をつければ逃げる事が出来る」と言う

 ・周りのネズミみんなが「それは凄く良い案だ」と絶賛する

 ・一匹の年老いたネズミが言う「誰が猫の首に鈴をつけるのか?」

 ・全員黙り込んでしまった。


 という感じだね。


 これは簡単に言うと2通りの解釈が出来ると思う。


 一つは「猫の首に鈴をつけるような行為は自ら捕まりに行くようなものだけど、その難関に恐れずにチャレンジする事で大きな成果を得られる」という前向きな解釈だ。

 もう一つは「現実を無視した理想論を掲げても実行できなければ何にもならない/机上の空論はダメ」という解釈だね。


 英語では「bell the cat」と言われるけど、リスクをとってもチャレンジすべきという前向きな解釈が多い。でも自己肯定感が極端に低い日本では後者に解釈されるものも多いっていうから国民性を考える上でも面白いよね。

 


 よく私も環境系のお話でも何でも理想論は沢山目にするけど、現実的に彼らの話は何の役にも立たない事も多い。使えないのでこれまで一切何の参考にもしていないし役に立たない本当に机上の理想論ばかりだ。


 なんか中学生の私から見ても、残念ながら今の日本でもあちこちで意識高い系の人達の理想論が現実を無視して広められてるような事が多いように思う事がある。もしかしたら大人達にはもっと別の思惑もあるのかと思ったりもする。(というかそう感じざるを得ない事も多い。本当にイヤな大人の世界だね)



 私としては彼らは子供の頃、イソップ寓話を読み聞かせて貰えなかったのかと思うと今からでも遅くないし、勉強は自由にいつでも誰にでも出来るものなので是非読んで欲しいと思う。


 最近は怪しいけどこの国民性が、揺り戻しがある程の他国よりも左傾化していない理由なのかと思う。まあ私のような中学生の感想だから当たってないかもだけど。


 私が選挙権を貰えるその日までおかしな日本になってなければいいなぁ。



 おっと、そんなくだらない事に時間を使うのは勿体ないので風刺じゃなくて良い教訓の込められたものをピックアップして続きを仕上げて向こうで絵本にして後でレオン司教にでも相談しようっと。

 次はアリとキリギリス。コツコツと行こうねw。

 それとは別に、頑張る細胞くんも作っちゃうよw。


 カリカリカリ。



 次回から第八章の予定ですが、この後時間が取れれば舞台となるオレアンジェスの地図を公開予定です。あんまり地図は関係ないんですけどね。

 まだこの章でもレオン司教の話も来た時の事をカットしてるので閑話にまとめて後で公開します。話的にもなんでレオン司教があそこまで怒ってるのか? なんでステンドグラスを知ってたのかが良く解らないですよね。私も後で自分で読んでみて解りませんでしたw。

 後はここまでで活躍して貰ってる沢さんの閑話を夢美視点で出すかもです。

 そう言えば国王様とリーゼロッテの話もカットしちゃってたけど普通の親子の話だからこっちは別にいいですかね。

 料理はイギリス料理が出てないって、無理を言わないで下さいよw。


次回:レオン司教が何故あそこまで怒っていたのか? レオン司教がルントシュテットに来た時の事を見てみよう。

 お楽しみに♪


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