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Epilogue



ザザ――――ッ、ザザザッ――。


今日未明、修学旅行で✕✕ホテルを利用していた男子中学生二人が何者かに刃物で刺され、倒れているところを発見されました。二人は意識不明の重体で病院に運び込まれましたが、先程息を引き取ったとのことです。


発見される前、二人はある女子生徒を探していたとのことで――――。


事件の数日前、刑務所から脱走した男がこの近辺で目撃されており、✕✕ホテルを利用していた可能性があるとの情報もあり、警察は今回の刺殺事件との関連性も含めて捜査を――――。


ザザザザッ――――


ザザザッ――


ザッ。







 

 暗い部屋の中、赤い日記帳を胸に抱き、身体を起こす。ワンピースからスラリと覗く手足はモニターとパソコンから発せられる光のせいなのか、異様なほどに白かった。手入れの行き届いた長い髪には年齢にしては幼く感じるリボンの髪止め。それが、不思議と似合っていた。成人女性にしてはどこか少女らしさが残っていて、あどけなささえ感じさせる。()()は頬を伝う滴を拭いもせず、ただ腕の中の日記帳を抱き締めていた。


「    」


 呟いた言葉は誰に向けてのものか。


 モニターとパソコンを見つめるとボタンに手を伸ばし、彼女は再び眠りに就いた。





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