女神訪問
「女神です」出たよこの人…。
「やっぱり、可愛くなりましたね。音名さん」
「…」
「あなたが女神様ですか?」
「ええ。願いを叶えあげた条件は『一生今とは逆の性別で過ごす事』なんですよ〜。せっかくなので、とびきり可愛くしちゃいました♪」
「ありがとうございます」なんすか?この会話。まぁいい、願いは叶った。後は友達を作ることに専念せねば。
「ママ。あたしの服とか買いに行きたいんだけど」もうヤケクソだぜ!!
「了解。今すぐに行くわよ」。こうして私は下着やらを買いに出たのだが…。
「う〜ん。こっちもいいかも〜。」てな感じで女神様も自分用の下着を選んでたりする。因みに私、Dです。
「これに決めたわ」決まったらしい。そういえば学校にはなんていえばいいのよ。ま、いっか。
「あ、そうそう。おとめさんには魔女になったのです。これから人の為に魔法を使うのです。それがもう一つの条件です。」
「え!?じゃあ、魔法であたしが最初から女の子だって事にすれば」
「問題なしね」。そっか、その手があったか。早速使わねば。
こうして私は、鈴原 乙女となった。最近じゃ、友達もできたし。女神様ありがとう。
「そういえば、そろそろ生徒会長の投票締め切りだよ。」
「あ!!かかなきゃ」。前者は友達の御坂 みのり。後者が私。もうそんな時期だったか。
「それでは、来年の生徒会長は鈴原 乙女さんで決定ですね」なんですとぉ!?