キャラクリエイト
「さあ始めるか」
遥はベットに寝転がりヘッドホン型のVRデバイス被った。
「ゲームスタート」
自分の声が遠のき、真っ白な世界に変わった。
「ここがゲームの中か。」
今までしてきたゲームはログインすると小さな部屋のような場所に出たが今回は何もない白い空間に出た。
『ようこそいらしゃいました。』
背後から澄んだ声が響いた。
振り向くとそこにはメイド服の様な物きた純白の女性が立っていた。長い髪も肌も白く目すら白に近い灰色で美しかった。
『私はナビゲーションAIのアインと言います。貴方の名前を教えていただけますでしょうか。』
また声が響いた。
「俺の名前はカナタだ。」
『カナタさま、ここではキャラクリエイト出来ます。体形と顔のトレース作業は既に終了しています。どこかへんこうなさいますか?』
「そうだな~髪を白に目を紫にしてくれるか?」
『かしこまりました。・・・・・変更致しました。他に何かございますか?』
質問の度に小さく首を傾げるのが可愛らしい。
「いや、大丈夫だ」
『かしこまりました。以上でキャラクリエイトは終了です。何か質問ございいますか?』
「ない」
『では、スタートする拠点を選んでください。拠点は 札幌・東京・京都・沖縄です。』
(拠点は約束があるから東京一択だな)
「東京で」
『かしこまりました。では良い自由を』
そう言いながら彼女はカーテンシーをした。