迷宮の入り口
目覚めると、見知らぬ部屋にいた。
「ここは・・・?」
ここはどこだ・・・?
一体こんなおかしなところで俺はなにをしているんだろう・・・?
まずは状況を確認すべく周りを見渡すと、
右に【黎明の部屋】、と書かれた白いドア。
左に大きな広間がある。
中に入るとオカルト系の音楽が流れ、不気味な絵画などが目に入る。他にはなぜかからの棚がおいてあるだけで、この広間には目立つような物がなにもない。
気味が悪い・・・。
特に部屋の隅にある悪魔のような笑みを浮かべた老婆の肖像画を見てるだけで気味が悪くなる。
怖くなってでてきた俺は奇妙に曲がった短い廊下を少し歩くと、【薄暮の部屋】と書かれた黒いドアとその右に少し大きな窓がある。中を覗き込むと地下深くまで見える穴があり、その穴の中の壁一面には、数えきれないほどの小さな窓がずらーっと、並んでいる。
天上に大きな窓とそのすぐ下のスペースに大きなガラスばりの部屋が見え、赤いオーラを纏った女性と、白と黄色の神らしき人物が二人いる。
話しかけようと思ったがこの先は鍵がかかっていて進むことができず、鍵のかかっていない【黎明の部屋】に入るため前に戻った。